2026年6月版 ドライバー求人の全国平均時給は1,399円|地域別の採用市場データを解説
「時給を上げているのに応募が増えない」
「以前より条件を良くしているのに採用が決まらない」
2026年6月のドライバー採用市場でも、こうした悩みを抱える企業は少なくありません。 ドライブトライブが独自に集計した実掲載求人データによると、全国平均時給は1,399円となりました。
5月の1,400円から1円下がったものの、全国的には引き続き高い時給水準を維持しています。 一方で、採用現場では「時給を上げれば応募が集まる」という状況ではなくなっています。
本コラムでは、2026年6月の平均時給データをもとに、現在のドライバー採用市場の動向と、地域別の採用ポイントを読み解きます。
※本記事は、が独自に収集・集計した求人掲載データ(ドライブトライブ調べ)をもとに作成しています。

全国平均1,399円|高い時給水準が続くドライバー採用市場
2026年6月時点のドライバー求人における全国平均時給は、1,399円となりました。 5月の1,400円から1円下がったものの、ほぼ横ばいで推移しています。
物流業界の人手不足や採用競争を背景に、ドライバー求人の時給は引き続き高水準を維持しています。 しかし、時給が高い求人であっても、必ずしも応募数が増えるとは限りません。
求職者は給与だけではなく、仕事内容、勤務時間、休日、配送エリア、残業時間、積み降ろし作業の有無などを比較しながら応募先を選んでいます。
現在のドライバー採用市場は、「高時給で差別化する時代」から「仕事内容や条件の分かりやすさで選ばれる時代」へ移行しています。

北海道・東北|時給だけでなく応募しやすさの訴求が重要
北海道・東北エリアでは、北海道が1,379円、岩手県が1,373円、秋田県が1,342円、宮城県が1,322円となりました。
一方で、青森県は1,261円、福島県は1,260円、山形県は1,255円となっており、県によって時給水準に差が見られます。
北海道・東北エリアでは、都市部と比べて求職者数そのものが限られる地域も多く、単純に時給を上げるだけでは応募数が増えにくい傾向があります。
未経験歓迎、普通免許で応募可能、固定ルート配送、長距離運転なし、勤務時間が一定といった、応募への不安を減らす情報を具体的に伝えることが重要です。
北海道・東北では、給与額だけでなく「自分にもできそう」と感じてもらえる求人づくりが応募獲得のポイントです。

関東|1,600円台が定着。高時給は最低条件へ
関東エリアは、引き続き全国トップクラスの時給水準となりました。
埼玉県は1,632円、神奈川県は1,625円、東京都は1,624円、千葉県は1,609円となっており、主要4都県では時給1,600円台が定着しています。
また、茨城県は1,490円、栃木県は1,479円、群馬県は1,408円となりました。
関東では高時給の求人が数多く掲載されているため、時給1,600円以上であっても、それだけでは他社との差別化が難しくなっています。
求職者は、勤務開始時間、配送件数、残業時間、積み降ろし負担、車両の種類、応募後の連絡スピードなどを細かく比較しています。
関東では、高時給であることが求人の強みではなく、応募を集めるための最低条件になりつつあります。
中部|愛知県が1,491円。仕事内容の見せ方が応募を左右
中部エリアでは、愛知県が1,491円、岐阜県が1,472円、静岡県が1,471円、三重県が1,441円となりました。
山梨県は1,422円、長野県は1,382円、石川県は1,367円、富山県は1,358円、新潟県は1,329円、福井県は1,254円となっています。
愛知県や静岡県、岐阜県など、製造業や物流拠点が多い地域では、ドライバー需要が高く、採用競争も継続しています。
一方で、中部エリアは仕事内容による応募反応の差が大きい地域です。 同じ時給帯でも、ルート配送、センター間輸送、長距離輸送、店舗配送、フォークリフト作業の有無によって、応募数が変わります。
中部では、時給だけでなく「何を運ぶのか」「何件配送するのか」「どのような作業があるのか」を具体的に伝えることが重要です。

近畿|大阪府は1,536円。都市部では条件の透明性が重要
近畿エリアでは、大阪府が1,536円となり、引き続き高い時給水準を維持しています。
京都府と兵庫県はそれぞれ1,487円、滋賀県は1,424円、奈良県は1,405円、和歌山県は1,383円となりました。
大阪府を中心とした都市部では、求職者が複数の求人を比較することが一般的になっています。
高時給であっても、仕事内容や残業時間、配送件数、休日、積み降ろし作業などが分かりにくい求人は、応募を避けられる可能性があります。
求職者は「なぜ時給が高いのか」「業務負担はどの程度なのか」を確認しています。
近畿では、給与額だけを強調するのではなく、高時給の理由や仕事内容を正確に伝えることが応募獲得につながります。

中国|県ごとの時給差を踏まえた募集設計が必要
中国エリアでは、鳥取県が1,405円、島根県が1,391円、山口県が1,376円、広島県が1,357円、岡山県が1,351円となりました。
中国地方は全国平均を下回る県が多いものの、地域や案件によって採用競争の状況が異なります。
大型物流施設の開設や企業の増員募集などによって、特定地域だけ一時的に時給が上昇するケースもあります。
そのため、エリア全体の平均値だけではなく、募集する車種、配送内容、勤務時間、必要資格など、案件単位で競合求人を確認することが重要です。
中国エリアでは、県単位の平均時給だけで判断せず、募集案件に近い求人と比較しながら条件を設定する必要があります。

四国|徳島県と高知県が1,370円台。安心材料の訴求が重要
四国エリアでは、徳島県が1,377円、高知県が1,373円、愛媛県が1,343円、香川県が1,337円となりました。
全国平均と比較すると落ち着いた水準ですが、徳島県と高知県では1,370円台となっており、一定の時給水準を維持しています。
四国では求職者数が限られる地域も多いため、給与だけではなく、応募のしやすさや長く働ける環境を伝えることが重要です。
未経験歓迎、普通免許OK、固定ルート、土日休み、残業少なめ、手積み手降ろしなしといった情報は、求職者の応募判断に影響します。
四国では、安心して働ける理由を具体的に示すことが、応募数の向上につながります。

九州・沖縄|長崎県が1,404円。地域ごとの差が続く
九州・沖縄エリアでは、長崎県が1,404円、福岡県が1,395円、佐賀県が1,380円、鹿児島県が1,340円となりました。
大分県は1,320円、熊本県は1,292円、沖縄県は1,277円、宮崎県は1,255円となっており、地域によって時給水準に差が見られます。
福岡県などの都市部では複数の求人を比較する求職者が多く、時給だけでは応募を集めにくくなっています。
一方で、地方部では通勤距離、勤務時間、休日、未経験から働けるかどうかなど、働きやすさに関する情報が重視されます。
九州・沖縄では、都市部と地方部で採用戦略を分け、地域に合わせた求人内容を設計することが必要です。

6月データから見えた採用市場の変化
2026年6月の全国平均時給は1,399円となり、5月の1,400円からほぼ横ばいとなりました。
全国平均だけを見ると大きな変化はありませんが、地域別では時給が上昇した県と下落した県が混在しています。
また、関東では1,600円台が定着し、大阪府や愛知県などの主要エリアでも高い水準が続いています。
しかし、求職者が求人を選ぶ基準は、給与だけではありません。
勤務時間、休日、仕事内容、配送距離、残業、積み降ろし作業、職場環境、応募後の対応など、複数の条件を比較して応募先を決めています。
平均時給が高止まりしている今、採用成果を左右するのは「時給をいくらにするか」だけではなく、「求人の魅力をどれだけ具体的に伝えられるか」です。
今月の採用アクション
2026年6月の市場データを踏まえ、採用担当者が確認したいポイントは次のとおりです。
1.競合求人と時給を比較する
同じ地域、同じ車種、同じ仕事内容の求人と比較し、自社の時給が市場水準から大きく離れていないか確認しましょう。
2.仕事内容を具体的に記載する
配送物、配送件数、配送エリア、積み降ろし方法、車両の種類など、求職者が働く姿をイメージできる情報を掲載しましょう。
3.負担の少なさを明確にする
手積み手降ろしなし、固定ルート、長距離なし、残業少なめなどの条件がある場合は、求人内で目立たせることが重要です。
4.応募後の対応を早くする
応募から初回連絡までの時間が長いと、求職者が他社で選考を進めてしまう可能性があります。
5.給与以外の魅力を整理する
休日、勤務時間、福利厚生、研修制度、職場環境など、他社と比較した際の強みを整理しましょう。
結論|全国平均は1,399円。給与以外の求人設計が採用を左右
2026年6月の全国平均時給は1,399円となり、5月からほぼ横ばいで推移しました。
関東では時給1,600円台が定着し、大阪府や愛知県などの主要エリアでも高い水準が続いています。
しかし、高時給であることだけでは応募獲得につながりにくくなっています。
求職者は、給与、勤務時間、仕事内容、休日、業務負担、応募後の対応まで比較しながら求人を選んでいます。
これからのドライバー採用では、時給を上げるだけではなく、求職者に「自分でも働けそう」「この会社なら安心できそう」と感じてもらえる求人設計が重要です。
※対象:企業向け(採用担当・経営層)|出典:ドライブトライブ調べ(実掲載データ)
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高時給だけでは採用が難しい時代だからこそ、求人の見せ方を改善し、より多くの求職者に届けることが重要です。
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