【2026年5月版】ドライバー求人の平均時給は1,400円|「時給を上げても採れない」市場が加速
「時給を上げているのに応募が増えない」
「以前より条件を良くしているのに採用が決まらない」
2026年5月のドライバー採用市場では、こうした悩みを抱える企業が増えています。 今回、ドライブトライブが独自に集計した実掲載求人データによると、全国平均時給は1,400円となりました。
4月の1,388円からさらに上昇し、ドライバー採用市場は依然として高水準で推移しています。 しかし、採用現場では「時給を上げれば応募が集まる」という状況ではなくなっています。
本コラムでは、2026年5月の平均時給データをもとに、現在のドライバー採用市場の動向を読み解きます。
※本記事は、ドライブトライブが独自に収集・集計した求人掲載データ(ドライブトライブ調べ)をもとに作成しています。

全国平均1,400円|時給上昇が続くドライバー採用市場
2026年5月時点のドライバー求人における全国平均時給は、1,400円となりました。 4月の1,388円から12円上昇し、全国平均として1,400円台に到達しています。
物流需要の増加や人手不足の継続を背景に、各社が待遇改善を進めていることが分かります。 一方で、採用市場を見ると、時給上昇と応募数の増加が必ずしも比例していない状況も見られます。
求職者は給与だけではなく、仕事内容、勤務時間、休日、配送エリア、積み降ろし作業の有無などを比較しながら応募先を選んでいます。 市場は今、「高時給で差別化する時代」から「求人内容で選ばれる時代」へ移行しつつあります。
★★画像2:全国平均1,400円を強調するグラフ★★
北海道・東北|時給上昇よりも「応募母数確保」が課題
北海道・東北エリアでは、北海道が1,376円、宮城県が1,318円、秋田県が1,384円となりました。 一方で、青森県は1,211円、山形県は1,281円、福島県は1,281円と、1,200円台の県も見られます。
このエリアでは都市部ほど時給競争が激しくない反面、求職者数そのものが限られています。 そのため、給与額以上に、未経験歓迎、普通免許応募可、固定ルート配送、安定した勤務時間といった安心材料の訴求が重要になります。
北海道・東北では、時給アップだけではなく、働くイメージを明確に伝えることが応募獲得のポイントです。
関東|1,600円台が定着。“高時給が当たり前”の市場へ
関東エリアは、引き続き全国トップクラスの水準となりました。 埼玉県は1,628円、東京都は1,627円、神奈川県は1,624円、千葉県は1,609円となっています。
主要エリアでは、時給1,600円台が完全に定着した状況です。 しかし、実際の採用現場では、時給1,600円以上でも応募が伸び悩むケースが少なくありません。
関東では同水準の求人が数多く掲載されているため、求職者は給与以外の条件も細かく比較しています。 特に、勤務開始時間、積み降ろし負担、配送件数、残業時間、初回連絡スピードなどが応募判断に影響しています。
関東では、高時給であることが差別化ではなく、最低条件になりつつあります。zik
中部|物流・製造エリアを中心に高水準を維持
中部エリアでは、静岡県が1,482円、愛知県が1,480円、岐阜県が1,472円となりました。 製造業や物流センターが集中するエリアではドライバー需要も高く、採用競争が継続しています。
一方で、中部エリアは仕事内容による応募数の差が大きい地域でもあります。 同じ時給帯でも、ルート配送、センター間輸送、長距離輸送、フォークリフト作業の有無によって応募反応は大きく変わります。
仕事内容を具体的に伝えることが、採用成果を左右する地域と言えるでしょう。
近畿|大阪は1,535円。都市部と周辺エリアの格差が継続
近畿エリアでは、大阪府が1,535円となり、引き続き高水準を維持しています。 京都府は1,504円、兵庫県は1,487円、滋賀県は1,469円となりました。
一方で、奈良県は1,409円、和歌山県は1,374円となっており、都市部と周辺エリアの差も見られます。 近畿では求人比較が活発なため、高時給の理由を明確に伝えることが重要です。
求職者は「なぜこの求人は高時給なのか」を確認しています。 仕事内容や勤務条件が不透明な求人は、高時給であっても敬遠される可能性があります。
近畿では、給与額だけでなく、条件の見せ方が応募数を左右します。
中国|県ごとの差が大きく、案件単位で市場を見極める時代
中国エリアでは、鳥取県が1,401円、山口県が1,385円、広島県が1,379円、島根県が1,363円、岡山県が1,349円となりました。
中国地方は全国平均付近の水準が多いものの、県ごとの差や案件ごとの差が出やすい地域です。 特定企業の大型募集や物流案件の増減によって、市場が変動しやすい特徴があります。
中国エリアでは、エリア全体を見るのではなく、募集職種や配送内容単位で市場を分析することが重要です。
四国|全国平均との差はあるものの上昇傾向が続く
四国エリアでは、徳島県が1,324円、香川県が1,360円、愛媛県が1,361円、高知県が1,355円となりました。 全国平均と比較すると落ち着いた水準に見えますが、各県とも一定の水準を維持しています。
求職者母数が限られる地域だからこそ、未経験歓迎、普通免許OK、休日数、働きやすさといった条件訴求が重要になります。 四国では、安心して働ける環境を伝えることが応募数向上につながります。
九州・沖縄|福岡が1,400円台へ。都市部の採用競争が加速
九州・沖縄エリアでは、福岡県が1,402円、長崎県が1,421円、鹿児島県が1,398円となりました。 一方で、宮崎県は1,288円、沖縄県は1,270円、熊本県は1,312円など、地域差も見られます。
福岡を中心とした都市部では、求人比較が進み、採用競争が激化しています。 一方で地方部では、高時給競争よりも、働きやすさや応募しやすさが重要視される傾向があります。
九州・沖縄では、都市部と地方部で採用戦略を分けることが必要です。
結論|全国平均1,400円突破。それでも応募数は比例して増えていない
2026年5月の全国平均時給は1,400円となり、ドライバー採用市場は引き続き高水準で推移しています。 特に関東では1,600円台が定着し、大阪や福岡などの主要都市でも時給上昇が続いています。
しかし、高時給であることだけでは応募獲得につながりにくくなっています。 求職者は、給与、勤務時間、仕事内容、休日、負担の少なさ、応募後対応まで比較しながら求人を選んでいます。
これからの採用市場では、時給を上げるだけでは応募獲得は難しくなります。 求職者に「この会社なら働きたい」と思ってもらえる求人設計が、採用成果を大きく左右する時代に入っています。
※対象:企業向け(採用担当・経営層)|出典:ドライブトライブ調べ(実掲載データ)
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