コンテナ輸送トラックとは?主な種類やドライバーの仕事内容、やりがいを解説
物流業界の仕事を調べる中で、「コンテナ輸送トラック」という言葉を目にしたことはありませんか。
コンテナ輸送トラックは、港や鉄道で扱われるコンテナを運ぶためのトラックです。日用品や食品、工業製品など、消費者の生活を支えるさまざまな貨物を輸送しています。
本記事では、コンテナ輸送トラックの基本的な仕組みや種類、ドライバーの仕事内容を詳しく解説します。
コンテナ輸送を仕事にするやりがいや大変な点も紹介しているため、これから物流業界への就職・転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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コンテナ輸送トラックとは?海上・鉄道コンテナを運搬するトラック

コンテナ輸送トラックとは、海上コンテナや鉄道コンテナを運搬するためのトラックのことです。港や貨物駅から倉庫・工場などの配送拠点へコンテナを輸送させ、国内外から運ばれてきた貨物を目的地に届ける役割を果たしています。
コンテナ輸送トラックは、荷台にコンテナを装着して運搬するなど、通常のトラックとは異なる構造を持つ点が特徴です。主にトレーラータイプ・カーゴタイプに分かれ、輸送する貨物の種類や走行ルートに応じて使い分けられています。
ここでは、それぞれの構造や特徴を見ていきましょう。
トレーラータイプ
トレーラータイプは、トラクター(けん引車)と荷台(シャーシ)を連結してコンテナを運搬するタイプの車両を指します。
トラクターとは、エンジンや運転席を備えたけん引専用の車両です。コンテナを輸送する際は、後方に連結した荷台(シャーシ)を引っ張って走行します。
トレーラータイプの種類は、主に以下の3つに分けられます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| セミトレーラー | トラクター(けん引車)+荷台(前輪なし・後輪あり)で構成されるトレーラー |
| フルトレーラー | 荷台付きのトラクター(けん引車)+前後に車軸がある荷台で構成されるトレーラー |
| ポールトレーラー | トラクターと後部台車を伸縮可能なポールでつなぐタイプのトレーラー |
コンテナ輸送で多く使われているのは、トラクター+荷台(前輪なし・後輪あり)で構成されるセミトレーラーです。荷台の前方に車輪が付いていないため、エンジン・運転席を備えたトラクターにけん引される形で走行します。
フルトレーラーは積載量の多さが強みで、大量の貨物を一度に運ぶ場合に適しています。荷台が付いているトラクターで、前後に車輪がある荷台をけん引する点が大きな特徴です。
ポールトレーラーは、電柱や鉄骨、木材などの長尺物の運搬で使用される車両です。一般的なコンテナ輸送では使用される機会は少ないものの、特殊な貨物を扱う際に活躍します。
カーゴタイプ
カーゴタイプは、荷台とコンテナを連結させて走行するタイプのコンテナ輸送トラックです。比較的コンパクトなコンテナを運ぶ際に使用されています。
種類は「アームロール」「フックロール」「ロールオン」の3つに分かれており、それぞれコンテナの運搬方法が異なります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| アームロール | 車両後部のL字型のアームでコンテナの積み下ろし・交換ができるタイプ 新明和工業が製造したコンテナ輸送トラックを「アームロール」と呼ぶ |
| フックロール | アームロールと構造は同じ 極東開発工業が製造したコンテナ輸送トラックを「フックロール」と呼ぶ |
| ロールオン | コンテナをウインチで巻き上げて脱着するタイプ 狭い場所でもコンテナを脱着できる |
アームロール・フックロールは、コンテナ脱着の仕組みは同じですが、製造元の違いにより名称が異なります。新明和工業が製造したものをアームロール、極東開発工業が製造したものをフックロールと呼びます。
ロールオンは、ウインチ(ワイヤーを巻き上げる装置)を使ってコンテナを引き上げるタイプのトラックです。狭い場所でも作業しやすいため、作業スペースが限られている現場で多く使われています。
【輸送形態別】コンテナ輸送トラックドライバーの仕事内容
コンテナ輸送トラックドライバーの仕事内容は、海上コンテナ輸送と鉄道コンテナ輸送の2つに分けられます。
自分に合った働き方を選ぶためにも、それぞれの仕事内容を見ていきましょう。
海上コンテナドライバーの仕事内容
海上コンテナドライバーは、港でコンテナを受け取り、倉庫や工場などの配送先まで輸送する仕事です。輸送だけでなく、コンテナの状態や封印(シール)の確認など、貨物管理業務も担当します。
具体的には、指定の港でコンテナの積み下ろしを待ち、トレーラーにコンテナを載せて配送先へ運搬します。その後は、空になったコンテナを港に返却し、帰社して翌日の輸送に向けた準備を行うといった流れです。
海上コンテナドライバーは、輸入された貨物を各地に届けるだけでなく、輸出するコンテナを港まで運ぶ役割も担います。基本的に港と配送拠点を往復する運行が中心となり、長距離輸送を伴う業務は比較的少ない傾向です。
鉄道コンテナドライバーの仕事内容
鉄道コンテナドライバーは、JRの貨物駅で鉄道コンテナを受け取り、倉庫や企業、工場などの配送先まで輸送する仕事です。配送先の倉庫や工場では、コンテナの受け渡しや積み下ろし対応を行います。
海上コンテナドライバーと同様に、複数の都道府県をまたぐような長距離輸送は少なく、比較的決まったエリア内での運行が中心です。
また、メーカーや企業で荷物を積み込み、貨物駅まで運ぶ場合もあります。輸送は鉄道の発着時間に合わせて進める必要があり、遅延が発生しないようにスケジュールを調整しながら運行することが求められます。
コンテナ輸送トラックの仕事に就くために必要な免許・資格
コンテナ輸送トラックの仕事に就くには、大型免許・けん引免許が必要です。大型免許とは、総重量11トン以上または積載量6.5トン以上のトラックを運転するための免許です。
輸送対象のコンテナのサイズには、長さ約6メートルの20フィート、約12メートルの40フィート、さらに背の高いハイキューブといった種類があります。このような大型サイズのコンテナは、中型トレーラーでは対応できません。
コンテナ輸送で使用する大型トレーラーは、基本的に総重量11トン以上・積載量6.5トン以上に該当するため、大型免許を取得する必要があります。
また、コンテナ輸送で車両総重量750kgを超える被けん引車を連結して運転する際は、けん引免許が必要となります。
大型免許・けん引免許は、取得条件を満たした上で会社の取得支援制度を活用するか、自ら教習所に通って取得するのが一般的です。それぞれの取得条件は、以下の通りです。
| 免許 | 取得条件(取得免許・年齢) |
|---|---|
| 大型免許 |
|
| けん引免許 |
|
その他、視力や聴力、色彩識別能力などで一定の基準が定められています。詳細はお住まいの都道府県警察の運転免許センターのホームページでご確認ください。
参照:全日本トラック協会|免許の種類と運転可能な車両区分
参照:総務省|国土交通省 説明資料
大型免許の合格率や受かるコツを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
コンテナ輸送トラックドライバーとして働く3つのやりがい

コンテナ輸送トラックドライバーの仕事は、「トラック」「輸送」という言葉から重労働で大変なイメージを持たれることがあります。しかし、実際には効率的な輸送を支える役割を担っており、仕事を通じて大きなやりがいを感じられる職業です。
ここでは、コンテナ輸送ドライバーとして働くやりがいを3つ紹介します。職業選択をする際の参考にしてください。
日本の物流に大きく貢献できる
コンテナ輸送トラックドライバーは、国内外から運ばれてくる貨物を各地へ届ける役割を担い、日本の物流を支える重要な存在です。港や貨物駅と各地の配送拠点をつなぐことで、日常生活に欠かせない食品や日用品、資材の流通を支えています。
一般消費者向けの商品だけでなく、輸入品・輸出品の流通にも関わるため、企業活動や経済の循環に貢献できる点も魅力です。日本の物流を支える仕事として、社会に役立っている実感を得られます。
専門性が高く安定して働ける
コンテナ輸送ドライバーは、大型トレーラーや大型トラックを扱うため、高い運転技術が求められます。内輪差や車両後方の外側へのはみ出し(振り出し現象)を考慮した運転操作や、狭い場所での取り回しには一定の経験と技術が必要です。
また、大型免許やけん引免許は簡単に取得できるものではなく、練習を繰り返し行って技術を習得しなければなりません。誰でもすぐに運転できるわけではないため、専門性が高い仕事と評価されます。
こうした背景から、コンテナ輸送は長く安定して働きやすい職業の一つです。
手積み・手降ろしを行う機会が少なく運転に集中できる
海上コンテナを扱う現場では、港のクレーンやワイヤー、フォークリフトなどでコンテナの積み下ろしを行うケースが多いです。一般的なトラック運転手のように、ドライバー自身が手積み・手降ろしを行う機会は限られています。
そのため、体力的な負担を抑えながら運転業務に専念できます。体力に自信がない方や、重い荷物の扱いに抵抗がある方にも向いている職業です。
ただし、鉄道コンテナの輸送では、ドライバー自身による手積み・手降ろしが発生する場合があります。ご自分の体力と実際の業務を照らし合わせ、無理なく働けるかどうかを確認しましょう。
コンテナ輸送トラックドライバーの大変な点
コンテナ輸送トラックドライバーの仕事は、専門性が高くやりがいのある一方で、人によっては大きな負担を感じる場合もあります。
ここでは、コンテナ輸送トラックドライバーの仕事で大変だと感じやすい点を3つ解説します。仕事内容の実態を把握し、入社後のギャップやミスマッチのリスクを減らしましょう。
荷待ち時間が長くなりやすい
港や貨物ターミナルでの荷待ち時間が長くなりやすい点は、コンテナ輸送ドライバーのデメリットの一つです。
コンテナの積み下ろしはクレーンや専用機器を使って順番に行われるため、タイミングによっては数時間待機するケースもあります。待機時間は、船の入港時間や荷役作業の進行状況に左右されるため、スケジュール通りに進まないことも珍しくありません。
待ち時間が長引くと拘束時間が延びたり、その間の過ごし方に悩んでしまったりする場合があります。
通常のトラックよりも運転の難易度が高い
コンテナ輸送トラックは車体が長く大きいため、通常のトラックよりも運転の難易度が高くなります。特にトレーラータイプのトラックでは車両が長くなるため、一般車両や歩行者、自転車に衝突しないように細心の注意を払う必要があります。
また、交差点での右左折や狭い道路での走行、バック駐車などを安全に行うには、より高い運転技術が必要です。運転中は常に神経を使うため、人によっては精神面・体力面の両方で負担を感じる場合があります。
免許取得のハードルが高い
高度な運転技術を身に付けられる点はメリットですが、未経験者にとっては免許取得までに時間がかかります。
コンテナ輸送トラックを運転するには、大型免許やけん引免許が必要です。普通免許だけでは業務をスタートできないため、教習所に通って運転に必要な知識や技術を習得する必要があります。
免許取得のハードルが応募をためらう要因になっている場合は、軽貨物ドライバーや地場配送ドライバーなど、普通免許で始められる仕事から経験を積むのも選択肢の一つです。
コンテナ輸送トラックドライバーへの転職を成功させるポイント
コンテナ輸送トラックドライバーとして長く働くには、働きやすい会社を選ぶことが重要です。労働条件が良い会社を見極め、転職を成功させるためにも、事前に確認すべきポイントを押さえておきましょう。
大型免許・けん引免許の取得支援を設けている会社を選ぶ
コンテナ輸送ドライバーとして活躍するためにも、大型免許・けん引免許の取得支援制度を設けている会社を選びましょう。
大型免許・けん引免許には、一定の費用がかかります。費用相場は、大型免許で20万円〜45万円程度、けん引免許で10万円〜15万円程度です。
これらの費用を個人で負担すると、金銭的な負担が大きくなりやすく、取得までに時間がかかる点もデメリットです。試験に不合格となった場合は再受験が必要となるため、さらに時間を要する可能性があります。
取得支援制度がある会社であれば、費用負担を抑えながら資格取得を目指せるだけでなく、働きながら段階的にスキルを身に付けることが可能です。会社によっては、取得費用の全額を補助してくれる場合もあります。
理想の働き方を明確にした上で応募する求人を絞り込む
コンテナ輸送ドライバーの求人に応募する際は、最初に自分の理想の働き方を明確にしましょう。
コンテナ輸送ドライバーの働き方は、運行距離や勤務時間、取り扱うコンテナの種類によって大きく異なります。長距離輸送が中心の仕事もあれば、港から近距離の配送を繰り返す業務もあり、仕事内容によって生活リズムや身体への負担に違いが生じます。
「日勤中心で働きたい」「長距離でしっかり稼ぎたい」など、自分が重視する条件を明確にしておくことが大切です。
一般的なトラック業務からスタートできる会社を選ぶ
未経験からコンテナ輸送ドライバーを目指す場合は、一般的なトラック業務からスタートできる会社を選ぶのも選択肢の一つです。
コンテナ輸送ドライバーには大型・けん引免許が必要ですが、誰でもすぐに免許を取得できるわけではありません。そのため、まずは普通免許で運転できる小型トラックのドライバーから始め、最終的に大型・けん引免許の取得を目指す方法が現実的です。
段階的に経験を積んでいくことで、コンテナ輸送ドライバーへのキャリアアップを目指せます。
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コンテナ輸送トラックに関するよくある質問
コンテナ輸送トラックドライバーの年収はどのくらいですか?
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、トレーラートラックドライバーの全国平均年収(令和6年度)は約492万円です。月収平均は30.6万円で、全産業の平均月収(約34万円)と比べるとやや低い水準にあります。
ただし、統計データには、コンテナ輸送だけでなく自動車や液体製品の輸送なども含まれています。年収は勤務形態や運行距離、経験年数によって大きく変わるため、一概に「〇円」とはいえません。
労働条件による入社後のミスマッチを防ぐためにも、希望年収・月収と実際の支給額が合致するかどうかを事前に確認しましょう。
参照:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag|トレーラートラックドライバー
参照:厚生労働省|令和7(2025)年賃金構造基本統計調査の概況
コンテナ輸送トラックドライバーは未経験でもなれますか?
大型免許やけん引免許を取得していれば、未経験からでも挑戦することは可能です。
ただし、大型免許やけん引免許は取得に時間がかかるため、入社時点で保有していない場合は、実際に業務を担当できるまでに一定の期間を要します。
そのため、未経験から目指す場合は、小型・中型トラックの業務からスタートし、運転技術や現場経験を積みながら段階的に免許取得を目指すのも選択肢の一つです。
まとめ|コンテナ輸送トラックの仕事は物流を支える重要なポジション
コンテナ輸送トラックは、港や貨物駅に運ばれてきたコンテナを運ぶためのトラックです。ドライバーには高い運転技術が求められ、特にトレーラーの運転は専門性が高い仕事として知られています。
荷待ち時間や運転難易度の高さといった大変な点もありますが、実際の働きやすさは会社によって大きく変わります。コンテナ輸送の仕事に挑戦する際は、求人に求める条件を明確にし、資格取得支援の充実度や労働条件を確認した上で応募先を選びましょう。
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