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2025.09.16

二種免許取得にかかる費用徹底ガイド:相場、内訳、お得な取得方法

二種免許 費用 メインビジュアル

タクシードライバーやバス運転手など、プロのドライバーとして旅客を運送する仕事に就くには「第二種運転免許(二種免許)」の取得が法律で義務づけられています。

二種免許の取得費用は教習所・合宿・一発試験で大きく異なるうえ、所持している免許の種類によっても変動します。想定外の出費を抑えてスムーズに二種免許を取得するためにも、事前に全体像を把握しておくことが大切です。

この記事では、二種免許の取得費用の相場・内訳・費用を抑えるポイント・教習の流れを解説します。費用の相場と内訳を理解すれば、自分の状況に合った取得方法を選べるようになります。

まずはこの記事で全体像をつかみ、教習所への問い合わせや支援制度の確認へと行動を移しましょう。

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二種免許の取得費用の相場|教習所・合宿・一発試験で比べると?

二種免許の取得費用の相場|教習所・合宿・一発試験で比べると?

二種免許の取得方法は大きく3つあり、費用と期間はそれぞれ異なります。

取得方法費用の目安取得期間の目安
教習所(通学)約24万円〜55万円1〜3カ月程度
合宿免許約22万円〜40万円7泊8日〜
一発試験約4万円数週間〜数カ月

これらの費用は、現在所持している免許の種類や、教習所のある地域・シーズンによっても大きく変動します。たとえば、普通免許所持者と所持免許なしの方とでは、同じ教習所でも10万円以上の差が生じるケースもあります。

まずは取得方法ごとの費用相場を確認し、ご自身に合った選択肢を検討しましょう。

教習所での取得費用

費用の目安取得期間の目安
約24万円〜55万円1〜3カ月程度

教習所(通学)での取得費用は、所持免許の種類によって異なりますが、約24万円〜55万円が相場です。学科教習・技能教習・卒業検定など、卒業に必要なカリキュラムの費用が含まれています。

取得期間は教習所の混み具合によって異なりますが、1〜3カ月程度が目安です。

通学の最大のメリットは、仕事やプライベートのスケジュールに合わせて教習を受けられる点です。ただし、週末や夕方などの人気時間帯は技能教習の予約が取りにくく、取得期間が長引くケースもあります。そのため、できるだけ柔軟に通える時間を確保しておくと、スムーズに進めやすくなります。

合宿免許での取得費用

費用の目安取得期間の目安
約22万円〜40万円7泊8日〜

合宿免許での取得費用は約22万円〜40万円が相場で、宿泊費・食費が含まれているプランが一般的です。

取得期間は最短7泊8日からと、通学に比べて大幅に短く済みます。また、オフシーズン(4月~6月・10月~11月ごろ)は料金が下がる傾向があるため、時期を選べばさらに費用を抑えられます。

合宿期間中は集中してカリキュラムに取り組めるため、モチベーションを高く保ちやすい点も特徴です。一方で、合宿中は基本的に一時帰宅ができないため、まとまった期間を確保できるかどうかが判断のポイントになります。

一発試験での取得費用

費用の目安取得期間の目安
約4万円数週間〜数カ月

一発試験とは、教習所に通わず直接試験場で技能試験と学科試験を受ける方法です。費用の内訳は以下のとおりです。

  • 受験料:4,500円
  • 試験車使用料:2,950円
  • 免許証交付料:2,350円
  • 取得時講習受講料:30,300円
    ※料金は変更になる可能性があるため、最新の情報は警視庁のサイトをご覧ください。

合計すると約40,000円程度が最低ラインです。ただし、不合格のたびに受験料・試験車使用料が再度かかるため、繰り返し受験すると費用が想定より膨らむリスクがある点に注意が必要です。

また、取得にかかる期間も読みにくい点が特徴です。試験場は予約制のため希望日に受けられるとは限らず、数週間〜数カ月待つケースもあります。合格後の取得時講習も教習所の空き状況次第になるため、トータルの期間が大幅に延びることも珍しくありません。

大型免許の一発試験について詳しくは、以下の記事が参考になります。

二種免許の種類や区分について詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります。

参考記事:免許の種類と区分を知ろう!取得すべき免許はどれ?

所持免許によって変わる二種免許の取得費用

二種免許の取得費用は、現在所持している免許の種類によって変わります。

中型・大型などを持っている場合は必要な教習時間が少なくなるため、費用も低くなる傾向があります。また、取得する二種免許の種類(普通二種・大型二種)によっても費用は大きく異なります。

以下は教習所(通学・MT)で取得する場合の目安です。教習所や地域によって料金設定は異なりますが、参考としてご確認ください。

【普通二種免許(タクシー・運転代行など)】

所持免許費用の目安(通学・MT)
普通免許(AT・MT)26万円〜31万円程度
準中型免許・中型免許24万円〜28万円程度
大型免許24万円〜28万円程度

【大型二種免許(路線バス・観光バスなど)】

所持免許費用の目安(通学・MT)
普通免許(AT・MT)42万円〜55万円程度
準中型免許・中型免許38万円〜50万円程度
大型免許28万円〜35万円程度

大型二種免許は普通二種免許と比べて教習時間が多く、費用も高くなります。路線バスや観光バスの運転手を目指す場合は大型二種免許が必要です。一方、タクシーや運転代行・介護送迎などは普通二種免許で対応できます。

AT限定の普通二種免許を取得する場合は、MT取得よりも費用が1〜3万円程度安くなるケースが多いです。就職を予定しているタクシー会社や勤務先がAT車中心かどうかを確認したうえで、どちらを取得するか検討しましょう。

二種免許の取得費用に含まれる内訳

二種免許の取得費用に含まれる内訳

二種免許の取得費用は、いくつかの費目で構成されています。

  • 教習料金(技能・学科)
  • 検定料・試験手数料
  • その他にかかる費用(免許交付料など)

これらの内訳を理解しておくことで、教習所を比較する際に「何が含まれていて何が含まれていないか」を正しく判断できます。

教習料金(技能・学科)

教習料金は二種免許取得費用の大部分を占める項目です。技能教習は1時限ごとの単価に必要時限数をかけた金額が基本となり、学科教習も別途必要です。

所持免許によって必要な時限数が異なるため、料金も変わります。

例として、普通免許(MT)所持の場合、技能教習は第一段階8時限・第二段階13時限の計21時限、学科教習は第一段階7時限・第二段階12時限が標準です。

さらに、大型特殊免許のみ所持の場合は技能教習が46時限以上必要になるなど、所持免許によって差が大きい点も押さえておきましょう。

検定料・試験手数料

卒業検定料は教習所に支払う費用で、相場は数千円〜1万円程度です。また、教習所卒業後に運転免許試験場で受ける本免許学科試験の手数料として、受験料1,800円が別途かかります(都道府県に支払う非課税の費用です)。

不合格になった場合は再受験のたびに費用が発生します。本免許学科試験の合格ラインは90点以上と高く、事前の学習が重要です。計画的に対策しておきましょう。

その他にかかる費用(免許交付料など)

免許交付料は試験合格後に支払う費用です。加えて、入校時に教本・学習教材費、適性検査料、証明写真代などが別途発生する教習所もあります。

合宿免許の場合は宿泊費・食費が含まれているプランが一般的ですが、交通費が別途かかることがあります。入校前に「卒業までに必要な全費用が含まれているか」を教習所に確認しておくと安心です。

二種免許取得の費用を抑える4つのポイント

二種免許の取得費用は、方法や制度の活用次第で大きく変わります。

以下の4つのポイントを押さえておきましょう。

教育訓練給付金を活用する

厚生労働省が運営する雇用保険の給付制度「教育訓練給付金」を利用すると、二種免許の取得費用の最大20%(上限10万円)が修了後に支給されます。

主な受給条件は以下のとおりです。

  • 雇用保険の被保険者期間が通算1年以上(初回の場合)
  • 2回目以降の利用は3年以上の被保険者期間が必要
  • 給付金の対象となっている教習所のコースであること

支給されるのは修了後のため、一旦全額を自己負担で支払う必要がある点に注意してください。また、対応している教習所とそうでない教習所があるため、入校前に確認が必要です。

詳細はハローワークのサイトまたは厚生労働省のサイトで確認できます。

キャンペーンを活用する

多くの教習所や合宿免許では、時期やキャンペーンによって割引や特典を提供しています。入学金割引・早期予約割引・リピーター割引・友人紹介割引など、様々な制度を設けている教習所が多いです。

割引情報は教習所の公式サイトやパンフレットで確認できます。また、直接教習所に問い合わせると、最新のキャンペーン情報を教えてもらえることもあります。

合宿免許の場合はオフシーズン(4月~6月・10月~11月ごろ)に費用が下がりやすいため、時期の調整ができる方はぜひ活用してください。

複数の見積もりを比較する

複数の教習所や合宿免許の見積もりを比較することで、費用の相場感をつかめます。その際、教習料金だけでなく、宿泊費・食費・交通費・教材費など、卒業までにかかるすべての費用を含めて比較することが重要です。

加えて、教習内容・技能教習の予約の取りやすさ・指導員の評判なども比較検討しましょう。教習所によっては無料の体験教習や相談会を実施しているところもあるため、積極的に活用することをおすすめします。

会社の免許取得支援制度を利用する

運送会社に勤めている場合、二種免許取得の費用を負担してくれる「免許取得支援制度」を利用できるケースがあります。費用を全額負担してくれるケースもあり、取得コストを大幅に削減できる可能性があります。

ただし、「〇年以内に退職する場合は費用を返金する」といった条件が付いているケースも多いため、入社前に契約内容をしっかり確認することが大切です。

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二種免許を取得する教習所選びのポイント

費用の目安が把握できたら、次は教習所選びです。

費用だけでなく、教習所の通いやすさや教習内容なども合わせて確認することで、スムーズに取得を進めやすくなります。

教習所の場所と通いやすさ

自宅や職場から近い教習所を選ぶことで、通学の負担を大きく減らせます。特に働きながら取得を目指す場合は時間が限られるため、通いやすい場所かどうかは継続するうえで重要な判断基準です。

距離だけでなく、交通機関の便利さも合わせて確認しましょう。仕事帰りや休日に無理なく通える環境を整えることが、教習を途中で滞らせないためのポイントです。

指導員の質と教習内容

指導員の質は、教習の理解度や合格率に直結します。二種免許では旅客運送に関する法令・安全運転・危険予測など、一種免許にはない高度な内容も含まれます。そのため、丁寧でわかりやすい指導を受けられるかどうかは重要です。

教習所の公式サイトで合格実績や指導員の紹介を確認するとともに、GoogleマップやSNSの口コミで実際に通った方の評判をチェックしておくと、入校後のギャップを減らせます。

二種免許の取得にかかる期間と教習の流れ

二種免許の取得にかかる期間と教習の流れ

二種免許の教習は、以下の流れで進みます。取得方法(通学・合宿)や所持免許によって日数は異なりますが、全体の流れは共通です。

  • 第一段階(所内教習):教習所内のコースで基本操作と場内課題を習得
  • 第二段階(路上教習):公道での応用技術と旅客対応を習得
  • 卒業検定〜免許交付:検定合格後、試験場で学科試験を受け免許交付

それぞれの内容を以下で解説します。

第一段階(所内教習)でやること

第一段階では、教習所内のコースを使って基本的な運転操作を習得します。具体的には以下のような内容に取り組みます。

  • S字・クランク・縦列駐車・方向変換などの場内課題の練習
  • 学科教習の受講(道路交通法や安全運転の基礎知識など)

二種免許は一種免許の所持が前提のため、仮免許の取得・修了検定は基本的に不要です。そのため、一種免許取得時と比べてスムーズにカリキュラムを進めやすくなっています。

第一段階の最後には「みきわめ」と呼ばれる指導員による確認が行われ、合格すると第二段階へ進みます。

第二段階(路上教習)でやること

第二段階では、実際の公道を走行しながら応用的な運転技術を身につけます。二種免許ならではの内容として、旅客対応の練習も組み込まれています。

  • タクシー・ハイヤーを想定した旅客対応(乗降時の停車・急な行先変更への対応など)
  • 高速道路教習(合流・車線変更・追い越しなど)
  • 危険予測ディスカッション・応急救護教習

特に旅客対応や危険予測のカリキュラムは二種免許特有の内容であり、プロのドライバーとして必要な知識と判断力を養う重要な教習です。

卒業検定から免許交付までの流れ

第二段階の最後に行われるみきわめに合格すると、卒業検定を受験できます。卒業検定は路上コース+場内コースの2段階で実施されます。

検定に合格したら、住所地の運転免許試験場へ出向き、適性検査と本免許学科試験を受験します。本免許学科試験の合格率は、令和6年で大型二種免許が63%・普通二種免許59.8%です。事前にしっかりと学科対策を行いましょう。

試験合格後は、その場で免許証が交付されます。

参考:警察庁「運転免許統計 令和6年版」

二種免許の費用に関するよくある質問

二種免許を一発試験で取得するのは現実的?

費用だけ見れば、一発試験が最も安く取得できます。ただし、合格率は低く、一発合格はほぼ難しいのが実態です。

 

令和6年の運転免許統計によると、二種免許合格者のうち約94%が教習所経由であり、一発試験での合格者は全体の約6%にとどまります。不合格のたびに受験料・試験車使用料が発生するため、繰り返し受験すると費用が想定より膨らむリスクがあります。

 

また、教習所で体系的に学んでいない場合、二種免許特有の採点基準(旅客対応・停車位置など)を満たすことが難しくなります。運転に相当な自信がある場合を除き、教習所または合宿での取得が現実的な選択肢です。

二種免許の取得費用はローンや分割払いで支払える?

教習所によっては、ローンや分割払いに対応しているケースがあります。クレジットカードでの分割払いに対応している教習所もあるため、入校前に確認しましょう。対応の有無・条件は教習所によって異なります。

 

ただし、まずは教育訓練給付金や会社の免許取得支援制度を活用できないかを確認することをおすすめします。支援制度を利用すれば自己負担額を大幅に減らせるため、ローンを組む前に利用可否を検討するのが賢明です。

まとめ|二種免許の取得費用は方法と支援制度の活用次第で大きく変わる

二種免許の取得費用は、取得方法(教習所・合宿・一発試験)や所持免許の種類によって大きく異なります。

教習所(通学)で約24万円〜55万円、合宿で約22万円〜40万円が目安です。また、教育訓練給付金の活用や会社の免許取得支援制度を利用することで、実質的な自己負担額を抑えられます。

この記事で紹介した費用相場・内訳・支援制度を参考に、自分に合った取得方法を選び、まずは教習所への問い合わせや支援制度の申請から動き出しましょう。

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二種免許を活かして介護タクシーで独立開業するという選択肢もあります。介護タクシー業界の需要や収益性については下記の記事が参考になります。

参考記事:【開業志望必見】介護タクシーって儲かるの?供給過多?需要はあるの?

タクシーを副業として始める際にチェックすべき求人の条件や働き方について詳しくは、以下の記事も参考にご覧ください。

参考記事:副業タクシーを始める前に知ること|必要条件と二種免許・求人の選び方と収入目安【副業&ポイ活マーケット】