運送業の基礎知識
2025.11.20

トラック運転手の末路は悲惨?リアルな声・懸念点・ポジティブな側面も紹介

トラック運転手 末路 ビジュアル画像

トラック運転手への転職を検討中、「末路が悲惨」といった言葉を目にして不安を感じていませんか。

トラック運転手は確かに長時間労働や事故リスクが目立ちやすい職業ですが、実際の働き方は企業ごとに大きく異なります。業界全体でも労働環境の改善が進んでおり、悲惨な末路をたどるとは言い切れないのが事実です。

本記事では、トラック運転手の末路が悲惨と言われる理由や現場のリアルな声、ドライバーとして働く魅力を紹介します。

 

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トラック運転手の末路は悲惨?「転職して良かった」という声も多い現実

SNSやインターネットなどで「トラック運転手の末路は悲惨」と言われることがありますが、必ずしもそうとは限りません。

Xで実際にトラック運転手に転職した人の口コミを見てみると、「転職して良かった」「物流を支えている立派な仕事」といった前向きな声も多く見られます。

こちらの方は「昼食を好きなときに好きなところで食べられる」と投稿しており、トラック運転手の柔軟な働き方に満足しているようです。

また、こちらの方の投稿からは、日本の物流を支える役割に誇りを持って取り組んでいる姿勢が伺えます。
 

日用品や食料品などが滞りなく届く背景には、日々の運行に関わるドライバーの存在が欠かせません。その役割を感じながら働ける点を魅力に感じ、「底辺の仕事と言われる理由がわからない」と投稿しています。

トラック運転手に対するネガティブな意見も多く寄せられていますが、中にはやりがいを感じながら働いている人もいます。働く環境次第で感じ方が大きく変わるため、「悲惨」という一面だけに惑わされず、多角的に判断してください。

トラック運転手の末路とは?懸念される3つのケース

トラック運転手は物流を支える重要な仕事ですが、将来を見据えてキャリアを選択しないと思わぬ壁にぶつかります。

ここでは、トラック運転手が直面しやすい将来のリスクを3つのケースに分けて解説します。今後トラック運転手への転職を検討している方は、職業選択の参考にしてみてください。

体力・健康面の負担で長く続けられなくなる

トラック運転手は、長時間労働や不規則な生活で体への負担が大きくなりやすい職業です。年齢を重ねると疲労が抜けにくくなり、体力や健康面のリスクを理由に退職せざるを得ない状況に追い込まれる場合があります。

長距離ドライバーの場合、座っている時間が長いため腰痛や肩こりを引き起こしやすくなります。また、生活リズムの乱れによって体調不良を引き起こすケースも少なくありません。

生活習慣の見直しや運動など、対策をしながら長く働く運転手もいますが、体力に自信がない方は体への負担が大きいと感じる場合もあります。

交通事故によって就業が困難になる

トラック運転手として働くリスクの一つに、交通事故で就業が困難になるケースが挙げられます。

とくに大型車両は車体が大きく高いため、わずかな操作・判断ミスでも大きな事故に発展するリスクがあります。実際に、規定速度を超過したトラックが合流してきたマイクロバスに追突し、バス乗客1名が死亡・13名が重軽傷を負った事例も報告されています。

事故を起こすと免許停止や取り消しにつながり、仕事に復帰するまでに時間がかかる場合もあります。

参照:国土交通省|事故事例4(一般貨物)高速道路において速度超過により、P.A.から合流直後のマイクロバスに追突

再就職に苦戦してしまう

運送業界で長く働いてきた場合、再就職先で求められるスキルとのギャップが生じやすく、異業種転職が難しくなります。

デジタル技術が加速している現代では、全産業で情報のシステム化が進んでいます。そのため、採用時にデジタルに関するスキルが求められる傾向が強まりつつあるのです。

このような背景から、運転以外の経験が乏しいと応募できる職種が限られ、希望条件に合う転職先を見つけにくくなります。

ただし、トラック運転手だからといって異業種転職ができないわけではありません。転職時は、物流の現場で培った力を新たなキャリアでどう活かせるのかをアピールすることが大切です。

トラック運転手の末路は悲惨と言われるのはなぜ?

「トラック運転手の末路は悲惨」とよく耳にするのは、以下のような理由が関わっているためです。

ただし、これらは先入観だけで評価されている場合があります。以下で、マイナスなイメージを持たれる理由と実態を見ていきましょう。

長時間労働・不規則な勤務で体を壊しやすいと思われているため

トラック運転手が「大変そう」と思われる要因には、長時間労働や不規則な勤務による体調不良が挙げられます。

トラック運転手は、早朝出発や深夜走行など勤務時間が不規則になりがちな職業です。睡眠時間が十分に取れない日が続くと「慢性的な疲労や生活習慣の乱れにつながるのでは」と考える人も一定数います。

確かに長時間労働が課題だと捉えられる場面もありますが、実際には労働時間の管理を徹底し、無理のない働き方を導入している企業も増えています。

過酷な労働環境という先入観だけで判断せず、企業ごとの取り組みや運行形態をチェックして、自分に合った働き方を選びましょう。

事故や違反によるリスクがマイナス要素になっているため

トラック運転手のメイン業務は運転のため、交通事故や違反のリスクが常に伴います。こうした事例がメディアに取り上げられると、世間的に「危険が多い仕事」「重労働でブラック」といったマイナスな印象を持たれやすくなります。

事故を起こさずに長く働く運転手は多いものの、万が一のトラブルが起きた際の影響が大きいため、ネット上では悲観的な意見が語られやすい状況です。

ただし、ドライブレコーダーや安全装置搭載車を導入して安全対策を強化し、リスクを抑える仕組みを整えている企業も増えています。ネガティブな意見だけで判断せず、企業ごとの安全対策や運行管理の体制を確認しましょう。

世間から「誰でもできる仕事」と思われがちなため

トラック運転手は、免許さえあればすぐに始められるイメージを持たれがちな職業です。専門性を必要としない仕事だと思われ、「長く続けてもキャリアとして評価されにくい」と捉えられるケースがあります。

確かに物流業界は必要な免許さえ取得すれば、未経験でも足を踏み入れやすい業界です。しかし、実際には大型車両の取扱いや安全確認の徹底、取引先とのやり取りなど、多岐にわたるスキルが求められます。

物流の需要が高まっている現代において、トラック運転手の価値はより大きくなっています。専門性を磨ける職種のため、世間のイメージだけでキャリアを選択しないよう心がけましょう。

自動運転など技術革新により、将来なくなる職業と思われるため

近年のAIや自動運転技術、ドローンの進歩などにより、トラック運転手は将来なくなる職業として挙げられることがあります。

例えば、自動運転技術がさらに発展すれば、将来的に運転手が必要なくなると見られる場合があります。

しかし、現時点ですべての運転を自動化する「レベル5」の実用化には程遠いと言われているのが現状です。交通量の多いエリアや作業車両が出入りする現場などは、人間の判断力がないと対応が難しく、完全自動化では十分な安全性を確保できません。

こうした点からも、トラック運転手は将来なくなる職業とは言えず、まだまだ需要の高い仕事として位置づけられています。

トラック運転手の末路は明るい!5つのポジティブな側面

トラック運転手は「ブラックで大変そう」といったイメージを持たれがちですが、決してそうとは限りません。

ここでは、トラック運転手の末路が明るいことを示す5つの側面を解説します。

ネガティブな印象だけで判断するのではなく、業界の労働環境や需要の安定性、収入などを確認した上で、自分に合った職業を見つけましょう。

労働環境が改善されて働きやすくなっている

トラック運転手の労働環境は、企業側の取り組みにより着実に改善が進んでいます。近年は拘束時間の見直しや休息時間の確保が重視されており、従来の「長時間労働が当たり前」という概念が崩れつつあるのです。

例えば香川県の運送会社では、十分な休息を確保しにくい状況を改善するため、出勤時間のルールを徹底し、ドライバーに健康リスクに関する説明を実施しました。こうした取り組みにより、健康面の重要性への理解が進み、無理のない勤務体制が定着しています。

本事例では、荷主にも協力を求め、荷込み時間の調整を行った結果、荷待ち時間の削減や無事故・無違反の継続につながりました。

2024年にはドライバーの時間外労働に上限規制が適用され、拘束時間の管理を強化する動きが法的にも進んでいます。業界全体で働きやすさを重視する企業が増えており、従来の厳しいイメージとは異なる環境が広がりつつあります。

参照:自動車運転車の長時間労働改善に向けたポータルサイト|トラック運転者の改善事例
参照:厚生労働省|トラックドライバーの新しい労働時間規制が始まります!

社会貢献度が高く需要も増加している

運送業は、社会と経済の基盤を支えている職業の一つです。

令和6年度電子商取引に関する市場調査では、2024年の日本国内の消費者向け電子商取引市場は26.1兆円に達しています。企業間電子商取引は、前年比10.6%増の514.4兆円まで上っていることから、物流業界は今後も高い需要が見込めます。

実店舗の有無に関わらず、商品や資材の移動がなければビジネスは成り立ちません。その役割を担うトラック運転手は、社会のインフラを支える存在として求め続けられると予想できます。

参照:経済産業省|令和6年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました

運送業界の今後や2024年問題は、以下の記事をご覧ください。

安全運転や健康維持に関する意識が向上している

トラック運転手は事故のリスクが伴いますが、その中でも安全運転や健康維持に努めている企業は多く存在します。

例えば、アルコール検査で基準値が検知された場合、一定期間の乗務停止や減給措置を設けるなど、厳格な管理体制を整えている企業もあります。

また、ドライブレコーダーを使った安全指導も広がり、映像や専用シートを通して運転の癖や改善点を確認する方法も一般化されてきました。採用時に5年分の運転記録証明を求める企業も見られ、事故歴や違反歴に対するチェックが強化されています。

健康面でも、定期健診の実施だけでなく、結果に応じて医療機関を紹介する取り組みも始まっているのが実情です。

こうした取り組みが業界で進められており、従来の「過酷で危険」というイメージは払拭されつつあります。

参照:国土交通省|自動車運送事業者における飲酒運転防止マニュアル
参照:国土交通省|ドライブレコーダーを活用したヒヤリ・ハット情報のフィードバック

キャリアの選択肢が広がっている

トラック運転手の働き方は、従来の運転一筋なイメージから変化し、キャリアの選択肢が広がっています。

例えば、運転業務を長年続ける人もいれば、運行管理者になって組織をマネジメントする立場に就く人もいます。配送ルートの立案や新サービスの提案する企画職なども、選択肢の一つです。

また、フォークリフト免許や運行管理資格など、物流現場で活かせる資格を取得すれば、キャリアアップの可能性がさらに広がります。

現場経験を積んで独立する道もあるため、専門性が身に付かない職業とは言い切れません。

安定した収入を稼げる

トラック運転手は収入が低いと思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。

令和6年賃金構造基本統計調査によると、営業用大型貨物自動車運転者の平均月収は37万7,400円で、年間賞与などを含めた年収は約492万円です。大型貨物以外の貨物運転者でも、平均月収は33万4,000円、年収は約437万円となっています。

全産業の平均給与を見ると478万円であり、大型ドライバーの年収は全産業の平均を上回る水準です。

勤務形態や車両の大きさで収入は変わりますが、歩合制であれば頑張り次第で高収入を狙いやすいのが大きな特徴です。

参照:e-Stat政府統計の総合窓口|令和6年賃金構造基本統計調査(職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計))
参照:国税庁|令和6年分 民間給与実態統計調査

トラック運転手の年収は、以下の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

 
 

トラック運転手として明るい未来を築くための4つの方法

トラック運転手として長く働くには、健康管理やスキルアップ、企業選びなどの工夫が欠かせません。

具体的な対策は、以下の通りです。

今後トラック運転手として活躍したい方は、ぜひ実践してみてください。

自分のライフスタイルや体力に合った職種を選ぶ

トラック運転手の仕事を長く続けるには、自分のライフスタイルや体力に合った職種を選ぶことが大切です。

トラック運転手といっても、長距離運転や地場配送、ルート配送、宅配ドライバーなど働き方は多岐にわたります。

生活リズムを維持しながら働きたい場合は、決まったルート・時間で働ける職種を選ぶのがおすすめです。働き方の自由度や高収入を求めるのであれば、長距離や夜間走行も視野に入れてみてください。

募集職種や勤務形態は企業によって異なるため、求人で詳細を確認しましょう。

日常的な健康管理を徹底する(食事・睡眠・運動など)

食事や睡眠、運動などの日々の健康管理を徹底し、体への負担を軽減するのも必要な対策です。

とくに長距離運転や夜勤は食事や睡眠が不規則になりやすいため、日頃から生活習慣を整える努力が欠かせません。食事はなるべく栄養バランスが整ったメニューにし、アルコールは適度に控えましょう。仮眠や休憩をこまめに挟み、仕事中のコンディションを整えるのも大切です。

また、軽いウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を取り入れ、脳卒中や心臓病のリスクを軽減しましょう。

健康を維持できれば事故リスクの低下につながるため、仕事のパフォーマンスを向上させるためにも意識することが重要です。

スキルを習得してキャリアの幅を広げる

物流業界に関する資格やスキル習得に積極的に取り組み、キャリアの幅を広げましょう。例えば、大型免許や中型免許、フォークリフトの免許があれば担当できる業務が増え、収入アップの可能性が高まります。

任せられる業務が増えると、仕事のモチベーションアップにもつながります。マネジメントに興味がある方は、運行管理者などの資格を取得するのも選択肢の一つです。

企業選びでは、資格取得の支援制度を設けている会社を選ぶとキャリア形成がしやすくなります。長く続けるためにも、教育制度や支援内容を事前に確認しましょう。

フォークリフト免許に興味がある方は、以下の記事で学科試験の内容を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

労働環境が整った会社に転職する

トラック運転手として長く働くには、働きやすい環境が整った会社を選ぶことが欠かせません。

同じ運送業でも、勤務時間の管理体制や安全への取り組みは企業ごとに大きく差があります。無理なく働くためにも、労働環境が良好な会社かどうかを確かめてください。

求人を比較する際は、以下のポイントを基準に応募する企業を選びましょう。

求人選びのポイント
  • 給与体系
  • 休日数・休暇制度の内容・取得のしやすさ
  • 社会保険・退職金制度などの福利厚生
  • 車両の安全装備
  • 資格取得支援の有無
  • 労働時間の管理体制

これらを事前に確認することで、自分に合った働き方を選びやすくなります。後悔のない転職活動につなげ、長く楽しく働けそうな職場を見つけましょう。

トラック運転手の企業選びのポイントは、以下の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてください。

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トラック運転手の末路に関するよくある質問

トラックドライバーに多い病気は何ですか?

トラック運転手は長時間同じ姿勢での運転や不規則な生活リズムが続きやすいため、循環器系の病気や生活習慣病になりやすい傾向があります。

 

2013年〜2021年の健康起因事故データによると、発症した疾病の内訳は以下のようになっています。

病名割合人数(計2465人)
心臓疾患(心筋梗塞・心不全など)15%369人
脳疾患(くも膜下出血・脳内出血など)14%339人
呼吸器系疾患7%163人
消化器系疾患5%117人
大動脈瘤および解離3%77人

参照:国土交通省|健康起因事故発生状況と健康起因事故防止のための取組について

 

このように、心臓疾患が15%、脳疾患が14%と心血管系の疾患が高い割合を占めています。死亡した運転者の疾病別では心筋梗塞が233人で全体の55%を占めており、循環器系の病気が深刻なリスクになっていることがわかります。

 

その他、糖尿病や高血圧といった生活習慣病、腰痛、エコノミー症候群なども注意すべき症状です。

病気のリスクを抑えるためにも、生活習慣の見直しや適度な運動、定期検診の受診など、日常的なケアをしっかり行いましょう。

トラック運転手が死亡する理由は何ですか?

トラック運転手が死亡に至る主な理由は、交通事故と健康状態の悪化が挙げられます。長時間の運転や不規則な生活が続きやすい働き方のため、心臓や脳血管の疾患リスクが高まりやすいと指摘されています。

 

令和6年度の労災請求件数(死亡案件)では、脳・心臓疾患による死亡が「運輸業・郵便業」で68件(6.6%)確認されています。事故による死亡も一定数発生しており、令和7年(9月末時点)における事業用トラックが第一当事者となった死亡事故件数は、以下の通りです。

事業用トラックの種類死亡事故件数
大型貨物81件
中型貨物28件
準中型貨物17件
普通貨物3件

参照:全日本トラック協会|警察庁「交通事故統計(令和7年9月末)」より抜粋

 

大型貨物は車両が大きく、走行距離も長いことから死亡事故件数が多い傾向にあります。死亡リスクが高いとは一概に言えないものの、日頃から安全運転と健康維持に努めることが大切です。

 

参照:厚生労働省|令和2年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況

トラック運転手に向いている人の特徴や性格は何ですか?

トラック運転手に向いている人の特徴・性格は、以下の通りです。

 

  • 車の運転が好きで、長時間運転しても集中力を維持できる人
  • 体力に自信がある人
  • スケジュール管理が得意な人
  • 業務を一人で進めるのに抵抗がない人
  • 基本的なビジネスマナーを大事にできる人(挨拶・時間厳守・荷物の扱い方など)
  • 責任感が強く、荷物を安全に送り届ける意識がある人
  • 荷物の扱い方に細心の注意を払える人

     

    メインの業務は運転のため、普段から運転が好きであれば楽しさややりがいを感じながら働ける場合があります。時間管理が得意な人や責任感が強い人も、運転手の適性に当てはまります。

まとめ|トラック運転手の末路は会社選びによって大きく変わる

トラック運転手の末路は悲惨とよく耳にしますが、実際には働く環境や企業の体制によって大きく異なります。求人を選ぶ際は、給与や休日数、福利厚生などを確認し、労働環境が整った運送会社を選びましょう。

また、大型免許や運行管理者資格を取得すれば、収入アップやキャリアチェンジも目指せます。「末路は悲惨」という言葉に惑わされず、自分に合った労働環境を見極め、トラック運転手としてのキャリアをスタートしましょう。

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