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2026.02.19

フォークリフトオペレーターとは?仕事内容や将来性、未経験転職のポイントを解説

フォークリフトオペレーターとは メインビジュアル

フォークリフトオペレーターは、専門的な運転スキルを駆使し、物流現場で効率的に荷物を運搬する専門職です。
EC市場の急拡大に伴い、多くの物流拠点や倉庫で必要不可欠な存在となっており、資格さえあれば年齢・経験を問わず安定して働ける点が大きな魅力です。

しかし、その一方で「未経験からでも現場で通用するのか」「自分に務まるだろうか」と、挑戦への不安を抱く方も少なくありません。

そこで本記事では、フォークリフトオペレーターの具体的な仕事内容から必要な資格、未経験者が転職を成功させるためのポイントまでを詳しく解説します。

フォークリフトオペレーターの仕事について理解を深めたい方や、今後転職を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

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フォークリフトオペレーターとは「物流の現場を支える専門職」

フォークリフトオペレーターとは、物流センターや倉庫などでフォークリフトを使って荷物の運搬や積み込み作業を担う専門職です。「フォークマン」「リフトマン」とも呼ばれており、物流を滞りなく回すための重要な役割を担っています。

荷物を決められた時間に届けるには、倉庫内の荷物を適切に管理し、いつでも出荷できる状態に整えなくてはなりません。フォークリフトオペレーターは、膨大な荷物を正確かつスピーディーに運搬できるよう、専門知識を活かしながら荷物の運搬・積み込みを行っています。

フォークリフトオペレーターの仕事内容

フォークリフトオペレーターの仕事内容

フォークリフトオペレーターの仕事内容は、大きく分けて以下の3つに分けられます。

フォークリフトオペレーターの仕事内容
  • 荷物の荷下ろし・積み込み作業
  • 荷物の格納・整理
  • フォークリフトの点検・作業場所の安全管理

具体的な仕事内容を確認し、現場でどのような役割を担っているのかを理解しましょう。

荷物の荷下ろし・積み込み作業

フォークリフトオペレーターの主な業務は、配送用トラックへの荷下ろし・積み込み作業や、指定の場所への運搬です。

トラックへの積み込み作業では、出荷スケジュールに合わせて荷物をトラックの荷台へ運び入れ、荷物が到着した際はトラックから倉庫内への荷下ろし(搬入)を行います。
作業完了後には空になったパレットを整理するなど、次の作業がスムーズに進むよう環境を整えるのも大切な仕事です。

また、運搬作業では倉庫内のパレット(荷台)ごと荷物を持ち上げ、目的地まで迅速かつ安全に移動させます。単に運ぶだけでなく、荷崩れを起こさない慎重な操作技術が必要です。

このように、入荷(入庫)から出荷(出庫)に至る物流のサイクルにおいて、フォークリフトオペレーターは現場の最前線を支える重要なポジションといえます。

荷物の格納・整理

入荷した荷物を所定の棚や保管スペースへ運び、種類や出荷スケジュールに応じて格納・整理を行うのも、フォークリフトオペレーターの仕事です。

具体的には、重量物は安定する下段へ、出荷頻度の高い商品は取り出しやすい通路側へ配置するなど、作業効率と転倒、落下防止といった安全確保の両立を意識した管理を行います。

フォークリフトオペレーターが倉庫内の荷物を整理することにより、在庫管理や棚卸しがしやすくなり、円滑な物流へとつながります。

フォークリフトの点検・作業場所の安全管理

フォークリフトの点検・作業場所の安全管理も、フォークリフトオペレーターの重要な仕事です。

労働安全衛生規則第151条22項では、フォークリフトを使用する事業者に対し、1カ月以内ごとに月次点検を実施するよう定めています。月次点検では、制動装置やクラッチ、操縦装置からヘッドガードやバックレストの状態まで細かく確認しなければなりません。

月次点検や日々の業務開始前に行う始業前点検は、特定の資格を必要としません。そのため、基本的には現場で車両を扱うフォークリフトオペレーターが実施します。安全な運行を維持し、自分自身や周囲の作業員を危険から守るために欠かせない業務です。

なお、年次点検(特定自主検査)は、公的機関に認定されている検査業者や資格者が実施します。

参考:労働安全衛生規則|第百五十一条の二十二

フォークリフトオペレーターの平均年収は467.3万円

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、フォークリフトオペレーターの令和6年度の平均年収は467.3万円です。平均月収は22.6万円で、実際の求人でも月給20万~30万円程度の募集が多く見られます。

全産業の平均給与は478万円であるため、フォークリフトオペレーターは物流業界の中でも安定した収入が期待できる職種です。

ただし、実際の年収や月収は、会社の規模や経験年数、地域などによって変わります。現場で着実にスキルを磨き、担当できる業務の幅を広げていけば、さらなる年収アップも期待できます。

フォークリフトオペレーターの給料相場は、以下の記事でも解説しているので、あわせて参考にしてください。

参考:厚生労働省 職業情報提供サイト「job tag」|フォークリフト運転作業員
参考:国税庁|令和6年分 民間給与実態統計調査

フォークリフトオペレーターになるために必要な2つの資格

フォークリフトオペレーターとして働くには、最大荷重に応じて以下のいずれかの資格を取得する必要があります。

フォークリフト運転技能講習最大積載荷重1トン以上のフォークリフトを運転する場合に取得する
フォークリフト運転特別教育最大荷重1トン未満のフォークリフトを運転する場合に取得する

未経験から挑戦する方は、取得前の知識として2つの資格の概要を確認しておきましょう。

フォークリフト運転技能講習修了証(1トン以上を運転可能)

最大積載荷重1トン以上のフォークリフトを運転するには、フォークリフト運転技能講習の修了証が必要です。多くの現場で求められる資格であり、学科試験・実技試験の両方に合格すればフォークリフトを運転できます。

普通自動車免許を所持していれば、31時間(4日〜5日程度)の講習を受けて試験に合格すれば免許取得が可能です。学科と実技の両方に合格する必要がありますが、オペレーターとしてのキャリアを築くための第一歩となります。

試験内容や出題科目、難易度は、以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。

フォークリフト運転特別教育修了証(1トン未満のみ)

フォークリフト運転特別教育修了証は、最大荷重1トン未満のフォークリフトの運転に必要な資格です。主に工場や小規模な倉庫など、小型フォークリフトを扱う現場で求められます。

運転特別教育は、規定の学科・実技講習をすべて受講することで取得が可能です。運転技能講習のように点数評価による合否判定ではなく、所定のカリキュラムを修了すると資格を得られます。

ただし、1トン以上のフォークリフトは操作できないため応募できる求人は限られます。担当業務を広げたい場合は、将来的にフォークリフト運転技能講習の受講も視野に入れましょう。

フォークリフトオペレーターのやりがいと大変な点

フォークリフトオペレーターへの転職を検討する際は、仕事内容の良い面だけでなく、大変な面まで把握する必要があります。

入社後のミスマッチを防ぎ、長期的に働くためにも、やりがいと負担を感じやすい場面を事前に確認しましょう。

やりがい|物流現場を支えている実感を持てる点

フォークリフトオペレーターのやりがいは、日々の業務を通じて物流現場を支えている実感が得られる点です。

物流倉庫には毎日膨大な量の荷物が届きますが、これらを正確かつ安全に運搬し、滞りなく流通させるにはオペレーターの存在が欠かせません。

倉庫内の作業が円滑に進むと、出荷までの工程を効率化でき、現場の生産性も上がります。荷物の運搬や格納を計画通りに進められたとき、現場を支えている実感がわき、大きなやりがいを感じられます。

大変・きついと感じる点|体への負担が大きい点

フォークリフトオペレーターの仕事は、人によっては、体への負担が大きいと感じる方もいます。

基本的には座って車両を操作する時間が長いですが、実際は作業の合間に頻繁な乗り降りが発生します。高い運転席への昇り降りを1日に何度も繰り返すため、知らず知らずのうちに膝や腰へ疲労が蓄積していきます。

また、バック走行時は体を大きくひねって後方を目視し続けなければなりません。常に周囲の安全に気を張り詰めながら、固定された姿勢で操作を行うため、首や肩の凝り、腰痛に悩まされることもあります。

さらに、広大な倉庫内では空調が完全には行き届かない現場も珍しくありません。夏は暑く冬は寒い環境下での作業になることもあるため、日頃からの体調管理と、こまめな水分補給が重要です。

「フォークリフトの仕事が自分にできるか不安」と悩んでいる方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

フォークリフトオペレーターの将来性は?需要が続いていく理由

AIやデジタル技術の発展に伴い、フォークリフトオペレーターは「将来なくなる仕事」として挙げられることがあります。しかし、物流現場の完全な自動化は現時点では難しく、人の操作や判断が欠かせず、今後も高い需要が見込まれる職業です。

本項でフォークリフトオペレーターの需要が続いていく理由を3つ紹介します。将来性が気になる方はぜひ参考にしてください。

EC市場の拡大で物流量が増えているため

インターネット通販(EC)の拡大で物流量が増加している点も、フォークリフトオペレーターが今後も必要とされる理由の一つです。

経済産業省の調査によると、国内の消費者向け電子商取引の市場規模は26.1兆円となっており、前年よりも5.1%増えています。企業間電子取引は、前年比10.6%増の514.4兆円となっており、いずれも右肩上がりで成長しています。

市場の拡大が進む中で膨大な荷物を正確に運ぶには、フォークリフトオペレーターの存在が欠かせません。

参考:経済産業省|令和6年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました

物流業界では多くの企業が人手不足を感じているため

物流業界で深刻な人手不足が続いていることも、フォークリフトオペレーターの需要を押し上げる要因の一つです。

多くの物流業界では、物流量が増える一方で、現場作業を担う人材の確保が追い付いていない状況です。人手不足の要因は、現場作業員の高齢化や若年層の採用難、物流業界に対するマイナスイメージなどが挙げられます。

こうした人材確保が難しい環境では、フォークリフト免許など現場に役立つ資格を保有している人が即戦力として求められます。最近では未経験者を採用する動きも広がっており、資格支援取得や研修制度を整える企業も増加傾向です。

物流業界の人手不足問題は、以下の記事を参考にしてください。

自動化が進んでも人の操作が欠かせないため

物流業界では、自動搬送ロボットや自動フォークリフトの導入が進んでいます。しかし、膨大な物流量を効率的に処理するには、依然として人間のオペレーターによる操作が欠かせません。

特に、周囲の状況に応じた安全確認や、突発的なトラブルへの対応は、完全な自動化が難しい領域です。機械やロボットにはできない臨機応変な判断や細やかな位置調整において、人の手による介入は今後も必要とされます。

フォークリフトオペレーターは物流の流れを直接的に支えており、荷物を適切に運ぶ上で大切な役割を担う職業です。

フォークリフトオペレーターに向いている人の特徴3選

フォークリフトオペレーターへの転職を成功させるには、資格の有無だけでなく自分の性格と仕事の相性を見極めることが大切です。

実際に現場で長く活躍している人には、共通する特徴があります。以下の3つのポイントを参考に、ご自身の適性と照らし合わせてみましょう。

安全ルールを守って作業できる人

安全意識が高く、決められた作業手順を確実に守れる人は、フォークリフトオペレーターとしての適性が非常に高いと言えます。

フォークリフトのような重機を扱う現場では、一瞬の油断や操作ミスが重大な事故につながりかねません。
基本動作を疎かにせず、常に慎重かつ正確な操作ができる人は、現場からの信頼も厚く、安定して長く働けます。

作業の段取りを考えるのが得意な人

フォークリフトオペレーターは、目の前の作業だけでなく、全体の流れを読んで段取りを組める人も向いている職業です。

物流の現場では、次に運ばれてくる荷物の状況や、他の作業員との連携を考慮しながら、効率的なルートを瞬時に判断しなければなりません。
最短・最適な手順を導き出し、無駄なく動ける人はフォークリフトオペレーターとして重宝されるはずです。

体を動かす仕事に抵抗がない人

フォークリフトオペレーターは、運転技術だけでなく身体的なタフさも求められる職種です。

トラックドライバーのような長時間走行による疲労は少ない半面、荷物の検品や安全確認、車両の乗り降りなど、常に体を動かす場面が続きます。また、フォークリフトを長時間操作する場合、座りっぱなしによる腰や肩への負担も大きくなります。

日常的に体を動かすことに抵抗がなく、体調管理を徹底できる人に適した職業です。

未経験からフォークリフトオペレーターを目指す際のポイント

未経験からフォークリフトオペレーターを目指す際のポイント

フォークリフトオペレーターは、資格が必要な仕事です。しかし、物流業界では人手不足が深刻化しており、未経験者でも積極的に採用している企業が増えています。

ここでは、未経験からフォークリフトオペレーターを目指す際のポイントを3つ紹介します。未経験から挑戦したい方は、ぜひ参考にしてください。

未経験者歓迎の求人を選ぶ

未経験からフォークリフトの仕事に挑戦する場合、未経験者歓迎の求人を選びましょう。

未経験者歓迎の求人は、教育を前提に人材を募集しているため、実務経験がない方でも基礎から指導を受けられる環境が整っています。研修制度が充実している企業であれば、先輩のサポートを受けながら段階的に操作に慣れることができ、心理的な不安も軽減されます。

資格取得支援制度を設けている職場も多く、働きながら免許を取得してスキルアップを目指せる点も大きな魅力です。

フォークリフト資格の取得支援制度が整っている会社に就職する

フォークリフトの実務経験がない方は、資格支援制度が整っている会社を選びましょう。

資格支援制度とは、業務に必要な資格の取得費用を会社が一部または全額負担してくれる制度です。入社後に働きながら免許取得を目指せるため、自己負担を抑えながらキャリアをスタートできます。

求人に「資格取得支援あり」と記載されている企業は、未経験者の育成に積極的であり、無資格でも歓迎されるケースが多いです。求人の資格に関する内容をよく調べ、未経験でも挑戦できる環境が整っているかを確認しましょう。

まずは倉庫作業から始めて資格取得を目指す

未経験でいきなりフォークリフト操作に携わるのが不安な場合は、まず倉庫作業員として入社し、現場に慣れてから資格取得を目指す道もあります。

倉庫内の仕事はフォークリフト操作だけでなく、ピッキングや検品といった手作業の仕事も多く含まれます。
倉庫作業員として荷物の流れや現場のルールを理解した上で資格を取得すれば、操作業務を任された際も作業内容をすぐに把握することが可能です。

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フォークリフトオペレーターに関するよくある質問

フォークリフトオペレーターの仕事はきついですか?

体を動かすのが苦手な方や座り仕事を希望している方は、体の疲労を感じる場合があります。その理由は、荷物の積み込みや荷下ろし、パレットの位置調整、車両への乗り降りなど、想像以上に体を使う場面が多くあるためです。

ただし、繰り返し業務をこなせば、仕事に慣れて負担を感じにくくなります。「きつそうだから」という先入観でキャリアの選択肢を狭めず、まずは職種への理解を正しく深めた上で、自分に合っているかどうかを判断しましょう。

 

フォークリフトの仕事に不安がある方は、こちらの記事も併せて参考にしてください。

フォークリフトオペレーターは女性でも務まりますか?

フォークリフトオペレーターは、男女問わず活躍できる職種です。現場仕事のためどうしても男性の比率は大きいですが、女性でも資格を取得すれば現場で活躍できます。

近年は人手不足の影響もあり、女性人材を積極的に採用する企業も多く見られます。自分の手ではなく、フォークリフトで荷物を運搬するため、強い腕力が必要な仕事ではありません。

まとめ|フォークリフトオペレーターは専門性を活かしながら働ける仕事

フォークリフトオペレーターは、専門資格を活かし、物流の最前線で活躍できるやりがいのある仕事です。未経験からでも、資格取得支援制度が整った企業を選ぶことで、現場に慣れながら必要な免許の取得が目指せます。倉庫作業からスタートし、着実にスキルを磨く道も選択肢の一つです。

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