トラック運転手の休みは多い?少ない?休日に関する法律と優良求人を探すコツを解説
「トラック運転手は休みが少ないって本当?」
「トラック運転手になったらどのような働き方になるのだろう?」
トラック運転手への転職を検討する際、このような疑問を持つ方は少なくありません。
トラック運転手の年間休日は、全産業の平均と比べて少なめです。しかし、近年は働き方改革が進み、しっかりと休みを取れる環境が整いつつあります。
本記事では、トラック運転手の休日に関する法律や年間休日、休みのパターンを詳しく紹介します。
優良求人を見極めるコツも紹介しているため、トラック運転手への転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
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トラック運転手の年間休日の平均は100日前後と少なめ
令和6年就労条件総合調査によると、運輸業・郵便業の年間休日の平均は103.5日です。
データの内訳を見ると、年間休日総数が「100日~109日」の企業が全体の約34%と最も多く、次いで「120日~129日」の企業が全体の約18%となっています。
全産業の年間休日の平均は112.1日のため、トラック運転手の年間休日は他業種に比べてやや少ない傾向にあります。
ただし、企業によって休日数や働き方が異なるため、業界平均だけで判断せず、労働条件をしっかり確認しましょう。
参考:厚生労働省|第16表 令和6年 年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)
働き方で変わるトラック運転手の休み事情
同じトラック運転手でも、長距離・中距離・近距離のどれを選ぶかによって休日のサイクルが変わります。転職活動を進める際は、それぞれの違いを正しく理解しておくことが大切です。
以下で、長距離・中距離・近距離ドライバーの休み事情を紹介します。
長距離ドライバーの場合
長距離ドライバーは数日間かけて取引先に荷物を届けるため、他の働き方と比べてまとまった休みを取りにくい傾向があります。ただし、ドライバーには拘束時間や休日に関する法律が厳格に定められているため、無制限に働き続けることはありません。
長距離ドライバーは、長時間運転する分、体力的な負担が近距離・中距離ドライバーよりも大きくなりがちです。その負担に見合うだけの収入を得られる場合が多く、安定して稼ぎ続けたい方にはおすすめの勤務形態です。
中距離ドライバーの場合
中距離ドライバーは、日帰り運行と宿泊を伴う運行が混在する働き方です。走行距離や配送先によって勤務時間が前後するため、休みの取り方は会社の運行スケジュール次第で大きく変わります。
長距離ドライバーと比べて一回の運転時間が短めなため、休日が大幅に制限される心配もそれほどありません。「しっかり稼ぎたいけれど体への負担が大きい働き方は避けたい」と思っている方におすすめの働き方です。
近距離ドライバーの場合
近距離ドライバーは、主に同一県内や隣接するエリアなど、拠点から数十キロメートル圏内の配送を担当します。比較的休みが取りやすい勤務形態で、求人でも休みの取りやすさを打ち出しているケースが多く見られます。
近距離ドライバーは、長距離や中距離ドライバーのように宿泊を伴う配送は基本的にありません。規則正しい生活を保ちやすく、仕事とプライベートのバランスが取りやすい働き方です。
トラック運転手の休みのパターンは3つ

トラック運転手の休みのパターンは、大きく分けて完全週休2日制・週休2日制・週休1日制の3つです。自分のライフスタイルに合った休日パターンを選ぶことで、無理なく長く働き続けられます。
以下で、それぞれのどのようなサイクルで休日を取得するのか見ていきましょう。
完全週休2日制|毎週必ず2日間の休日が確保されている
完全週休2日制は、毎週必ず2日間の休日が設けられている働き方です。主に土日休みの企業への配送や、決まった時間に荷物を届ける定期便ドライバーに採用されます。
また一般企業と同じスケジュールで働くため、家族や友人と予定を合わせやすく、生活リズムを一定に保ちやすいのが特徴です。
ただし、中小企業で完全週休2日制を取り入れているケースは少なく、物流業界ではあまり浸透していない休日パターンです。完全週休2日制を希望する場合は、求人で労働条件をしっかり確認しましょう。
週休2日制|月に2日休みの週が1回以上ある
週休2日制とは、月の中で週に2日休める週が1回以上ある働き方を指します。毎週2日休める完全週休2日制とは意味が異なるため、間違えないように注意しましょう。
具体的には、週に1日の休みを基本としつつ、特定の週に追加の休日を設けるのが一般的です。運送業界では多く採用されており、配送スケジュールや個人の事情に合わせて休日を調整します。
週休2日制は、一定の休みを確保しつつ、安定した収入を得たい方におすすめの休日パターンです。
週休1日制|1週間のうち休みが1日だけ設定されている
週休1日制とは、1週間のうち休日が1日のみ設定される働き方です。月の休日数は4日〜5日程度となり、プライベートの時間を確保しにくい傾向があります。
ただし、令和7年就労条件総合調査によると、週休1日制を採用している企業は全産業で5.6%と少数派です。全体の92.6%は、何らかの週休2日制を導入していると回答しています。
トラック運転手の休日は、勤務と勤務の間に継続した休息時間を確保して初めて法律上の「休日」として認められます。
週休1日制の会社を選ぶ際は、単に休みがあるかだけでなく、法的に定められた休息のルールを満たしているかを確認しましょう。
【補足】基本的にはシフト制で働くが土日祝の会社もある
トラック運転手の多くは、365日稼働する物流の性質上、交代で休みを取るシフト制で勤務しています。
しかし、地場配送や土日が休みの企業専属のルート配送を担当する場合、土日祝を固定休とする会社もあります。土日祝休みの会社は、生活リズムを保ちやすく、家族や友人と予定を合わせやすいのが大きなメリットです。
トラック運転手の休みに関する法律
トラック運転手の休みは、会社ごとの就業規則だけで決まるわけではありません。法律によって基準が設けられており、事業者はそのルールに沿った運行管理を行う必要があります。
トラック運転手として長く働くためにも、どのような法律が適用されるのかを理解しましょう。
拘束時間・休息期間|1日13時間まで拘束可・最低9時間以上の休息が基本
トラック運転手の休み事情を理解する上で、まず押さえておきたいのが1日の拘束時間と休息時間です。
拘束時間とは、始業から終業までの時間を指し、運転時間だけでなく、荷待ち時間や休憩時間も含まれます。拘束時間は原則として1日13時間以内と定められており、やむを得ない事情がある場合でも15時間以内に収めなければなりません。
ただし、宿泊を伴う長距離ドライバーは、例外として週2回まで最大16時間までの延長が認められています。
休息時間は、勤務終了後、継続して11時間以上確保するように努める必要があり、継続9時間を下回ってはなりません。(※例外で9時間を下回った場合は、勤務終了後に継続12時間以上の休息を与える必要があります)
つまり、1日の仕事を終えてから次の仕事が始まるまでに、少なくとも9時間〜11時間の休みを取るように法律で決められているのです。
参考:厚生労働省|トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント
休日の取り扱い|通常勤務なら継続33時間の休息期間を確保(9時間+24時間)
トラック運転手の休日は、単に24時間休めば成立するわけではありません。休日として認められるかどうかは、勤務と勤務の間の休息時間で判断されます。
通常勤務では、次の勤務までの休息期間(最低9時間)に、休日分の24時間を加えた合計33時間以上の休息期間が必要です。33時間を下回る場合、カレンダー上では休みであっても、法律上は休日として扱われません。
隔日勤務の場合、勤務と勤務の間に継続44時間(休息期間+24時間の休日)の休息期間が必要です。
なお、どのような勤務形態であっても、休息期間が30時間を下回ることは認められていません。
参考:厚生労働省|トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント
法定休日|4週間を通じて4日以上の休日
労働基準法第35条では、労働者に対して「毎週1回の休日」または「4週間で4日以上の休日」を与える義務があります。
これはトラック運転手に限らず、全業界の労働者に適用されるルールです。もし違反した場合、事業者は労働基準法違反で指導や罰則の対象になります。
ただし、法定休日はあくまで最低ラインです。多くの企業では週休2日制もしくは完全週休2日制を採用しています。
休日出勤|2週間に1回までが限度
トラック運転手は、人手不足や繁忙期などの理由で休日出勤が発生する場合があります。
休日出勤の回数は無制限ではなく、2週間に1回までと上限が決められています。休日出勤を行う場合でも、その日の拘束時間は通常と同じく1日13時間までです。
これはドライバーの過労を防ぐためのルールであり、2週間に2回以上の休日出勤をさせた場合は改善基準告示違反に該当します。
参考:公益社団法人 全日本トラック協会|トラック運転者の改善基準告示
有給休暇|勤務年数に応じて付与
トラック運転手には、他業種と同様に労働基準法に基づいた有給休暇が付与されます。
具体的には、入社日から6カ月間勤務し、その期間の全労働日の8割以上出勤している場合、まずは年10日間の有給休暇が付与されます。
その後は勤務年数に応じて付与される日数が増え、勤続6年以上になると年間で最大20日間の休みが与えられる仕組みです。
2019年4月以降は、年10日以上の有給休暇が付与される従業員に対し、年5日は必ず取得させることが義務化されています。(※会社が時季を指定して取得させることも可能)
参考:厚生労働省|年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています
休憩時間|4時間の連続運転ごとに30分以上の休憩
休憩は、運転を開始してから4時間以内、または4時間経過直後に合計30分以上取る必要があります。必ずしも一度に30分設ける必要はなく、複数回に分けて合計30分の休憩を取得することも可能です。
複数回に分ける場合、1回の休憩時間は10分以上と決められています。10分未満の休憩を3回以上連続して行うことは認められていません。
なお、トラック運転手の連続運転時間は、原則4時間以内と定められています。サービスエリアやパーキングエリアが満車で停車できない場合など、やむを得ない事情に限り、最長4時間30分まで延長できます。
参考:公益社団法人 全日本トラック協会|トラック運転者の改善基準告示
【転職】休みを重視したい人がトラック運転手求人で見るべきポイント

トラック運転手への転職で休みやすさを重視する場合、求人の内容を細かく確認することが大切です。
同じドライバー職でも、会社や運行内容によって休日の取り方が大きく変わります。転職後に後悔しないためにも、求人選びで見るべきポイントを確認しましょう。
月の休日日数や週休形態が明確に示されているか
トラックの運転手の求人選びでは、月の休日日数や週休形態をしっかり確認しましょう。
例えば「月8日休み」や「隔週休2日制(日・隔週土曜)」といったように、数字や曜日で具体的に示されている求人は、入社後の働き方を正確に把握できます。
一方、単に「休みが取りやすい」などと曖昧な表記のみの場合、実際の働き方をイメージできず、ミスマッチにつながりかねません。
転職活動で休みを重視する方は、休日の明記が曖昧な求人ではなく、月の休日日数や週休形態がはっきり記載されている求人を選びましょう。
長期休暇や特別休暇が充実しているか
長期休暇や特別休暇の有無は、プライベートの時間を確保する上で重要なチェックポイントです。
運送業界では数は少ないですが、中にはゴールデンウィークや夏季休暇、年末年始休暇を設けている会社もあります。長期休暇があれば、家族や友人と予定を合わせやすく、プライベートの充実につながります。
また、慶弔休暇や育児・介護に関する特別休暇の有無も、働きやすさを判断する上で重要なポイントです。特別休暇は多くの会社で設けられていますが、中には従業員のワークライフバランス向上を目的に独自の休暇制度を設けている会社もあります。
有給休暇の取得率が高いか
有給休暇の有無だけでなく、実際の取得率の高さも確認することも大切です。
有給休暇は全ての労働者に付与されますが、職場の雰囲気によっては申請しにくいケースがあります。思うように取得できないと、リフレッシュの機会が失われてしまいます。
有給の取得率が高い会社は、予備人員の確保や余裕のある運行スケジュールの構築など、一人が休んでも業務が回る組織体制が整っています。
有給取得率は、求人に記載されているケースが多いです。記載がなければ、面接や説明会で取得のしやすさを確認しましょう。
働きやすい職場認証制度に登録されているか
休みを重視してトラック会社を選ぶ際は、働きやすい職場認証制度への登録状況も一つの判断材料になります。
本制度は、国土交通省が運送業のドライバー不足に対応するために設けた制度です。労働時間や休日、心身の健康、法令遵守などを含む6分野において、一定の基準を満たした企業だけが認証を受けられます。
求人票や自社サイトに「働きやすい職場認証制度のロゴマーク」を掲げている会社は、第三者機関の審査を経て「ドライバーが働きやすい環境を整えている」と公的に認められています。信頼できる運送会社を見極める指標になるため、ぜひ確認してみてください。
参考:国土交通省|働きやすい職場認証制度(正式名称:「運転者職場環境良好度認証制度」)
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トラック運転手の休みに関するよくある質問
長距離ドライバーは休みが少ないですか?
長距離ドライバーは拘束時間が長くなりやすく、中距離・近距離ドライバーに比べて休みが取りづらい傾向にあります。
しかし、現在は残業時間の上限や休息期間のルールが厳格に適用されているため、全く休めないわけではありません。
独自の特別休暇を設けている会社もあるため、労働条件を確認した上で無理なく働けるかどうかを判断しましょう。
トラック運転手はいつ大型連休を取得できますか?
トラック運転手が大型連休を取得できるかどうかは、勤務先の運行形態や荷主の稼働状況によって異なります。
企業の専属配送を中心とした会社では、荷主の休業日に合わせて、土日休みや大型連休が設定されるケースもあります。
一方、食品や飲料、日用品などを配送する場合、世間が休みの日でも関係なく働くケースが多いです。ただし、シフト制でも完全週休2日制であれば、公休と有給休暇を組み合わせて連休を取得することも可能です。
まとめ|トラック運転手のは休みは働く会社によって変わる
トラック運転手の休日の取り方は、勤務先の運行形態や扱う荷物などによって大きく変わります。完全週休2日制の会社もあれば、シフト制や週休1日制を採用する会社もあります。
理想の働き方を実現するには、休みに関する法律や求人選びのポイントを押さえることが大切です。表面的な情報だけで求人を選ぶとミスマッチにつながりやすいため、求人票の労働条件をしっかり確認しましょう。
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