転職ノウハウ
2025.10.23

タクシー運転手は日勤のみでも働ける?メリットや企業選びのコツを解説

タクシー運転手 日勤のみ メインビジュアル

「日勤のみのタクシー運転手に転職できるのだろうか」と悩んでいませんか。

タクシー運転手は夜に仕事をするイメージが強い職業ですが、実際には日勤のみで求人を出している会社もあります。日勤なら朝から夕方までの勤務になるため、生活リズムを整えながら安定した働き方の実現が可能です。

本記事では、日勤のみで働くタクシー運転手の特徴やメリット、注意点を解説します。

求人選びのポイントも解説しているため、自分に合った働き方を見つけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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【結論】タクシー運転手は日勤のみでも働ける

タクシー運転手は「夜勤できつい」「夕方に家に帰宅できない」と思いがちですが、実際には日勤のみの勤務も可能です。

求人サイトを確認してみると「8時~17時30分」「8時〜16時30分」といった日勤帯で募集を行っている会社も多く見られます。

日勤は朝から夕方までの勤務が基本のため、夜間運転に不安がある方や家族との時間を大切にしたい方に向いている働き方です。規則正しい生活を送りやすいため、健康を維持しながら長く働きたい方にも適しています。

タクシー運転手の働き方は「日勤」「夜勤」「隔日勤務」の3パターン

タクシー運転手の働き方は「日勤」「夜勤」「隔日勤務」の3パターン

タクシー運転手の働き方は、日勤・夜勤・隔日勤務の3パターンに分かれています。転職を検討する際は、まずはどのような勤務形態があるのかを理解することが重要です。

本項では、それぞれの働き方の特徴や1日のスケジュール例を紹介します。メリットやデメリットを押さえ、自分に合った働き方を見つけましょう。

日勤の特徴・1日のスケジュール例

日勤は、朝から夕方までの時間帯で働く勤務形態です。「8時~17時」「7時~16時」「9時~18時」などの時間帯でシフトが組まれるケースが多く見られます。

1回の勤務時間は、他業種と同じく8時間勤務+1時間の休憩(実働8時間)で、1カ月の乗務回数は平均22回、週5勤務・週2日休みが基本的な働き方です。(※休日の取り方や日数は会社によって異なります)

主に日中に移動する会社員や地域住民をターゲットとし、売上を確保します。

【1日のスケジュール例】

8時~出勤・出庫・点呼
準備が整い次第乗務開始
12時~13時(※固定で休憩開始時間が決まっているわけはありません)休憩
13時~乗務開始
16時半~乗務終了
帰社次第、点呼・洗車・納金
17時退勤

参照:国土交通省|タクシー業界まるわかりHANDBOOK

夜勤の特徴・1日のスケジュール例

夜勤は、夕方から深夜にかけて働く勤務形態です。勤務時間は、日勤と同じく1日8時間+休憩1時間で、乗車回数も1カ月平均22回と日勤とほぼ変わりません。

主なシフト例は、17時~翌日2時や19時~翌日3時といった時間帯が挙げられます。終電後や繁華街周辺でのタクシー需要を利用し、売上を確保する働き方です。

深夜割増料金が適用されるため、限られた時間で高収入を目指したい方に向いています。

【1日のスケジュール例】

17時~出勤・出庫・点呼
準備が整い次第乗務開始
21時~22時(※固定で休憩開始時間が決まっているわけはありません)休憩
22時~乗務開始
翌日1時30分乗務終了
帰社次第、点呼・洗車・納金
AM2時退勤

参照:国土交通省|タクシー業界まるわかりHANDBOOK

隔日勤務の特徴・1日のスケジュール例

隔日勤務は、2日分の業務を1回の勤務で行う働き方です。業界のなかでは主流の働き方で、主に大都市を営業圏とするタクシー会社で採用されています。

「7時~翌日1時」「9時~翌日3時」などが主なシフト例で、拘束時間が長いのが特徴です。ただし、翌日は明け休と呼ばれる休息日が設けられるため、公休を含めば実質月の半分以上が休みになります。

たとえば、28日を1サイクルとした勤務形態で11勤6休制の場合、1日の労働時間は14時間30分(休憩時間は3時間)です。

隔日勤務は、まとまった休みを取りたい方や、仕事とプライベートのメリハリを付けて働きたい人に向いています。

【1日のスケジュール例】

1日目8時~出勤・出庫・点呼
準備が整い次第乗務開始
12時~13時(※固定で休憩開始時間が決まっているわけはありません)休憩
13時~乗務開始
18時~20時(※固定で休憩開始時間が決まっているわけはありません)休憩
20時~乗務開始
2日目翌日1時30分乗務終了
帰社次第、点呼・洗車・納金
AM2時退勤

参照:国土交通省|タクシー業界まるわかりHANDBOOK

日勤のみのタクシー運転手として働くメリット3選

日勤のみのタクシー運転手として働くメリットは、以下の通りです。

転職後の生活をイメージできるよう、どのようなメリットがあるかを確認しましょう。

規則正しい生活を送りやすい

日勤は朝に出勤して夕方には帰宅できるため、生活リズムを整えやすいのが大きなメリットです。

夜勤や隔日勤務は深夜帯の稼働があるため、睡眠時間が不規則になり、生活リズムが乱れやすい傾向があります。長期的には健康面へのリスクも懸念されるため、規則正しい生活を重視する方には向いていません。

日勤は昼夜逆転が起きないため、体内時計が安定して規則正しい生活を送りやすい働き方です。

家族やプライベートの時間を確保しやすい

家族やプライベートの時間を確保しやすいのも、日勤のみで働くメリットです。朝から夕方までの勤務が中心のため、夜には自宅で家族と過ごせます。帰宅後に夕飯を支度したり、子どもを迎えに行ったりと、家事や育児との両立がしやすい点も魅力です。

また、仕事終わりの時間を利用して趣味の時間も楽しめるため、ワークライフバランスが整った環境で働きたい方にも向いています。

深夜帯特有の接客トラブルが少ない

日勤のみで働くタクシー運転手は、深夜帯に多い接客トラブルに遭遇しにくい点がメリットです。

深夜帯は、酔客による車内トラブルや料金トラブルが発生しやすい傾向があります。具体的には、車内で嘔吐されて清掃が必要になったり、料金をめぐって口論になったりするケースも少なくありません。

日勤であれば、このような深夜特有のリスクを回避しやすく、落ち着いた環境で業務に集中できます。

ただし、時間帯を問わず予期せぬトラブルが起こる可能性もあるため、常にリスク対策をしておくことが大切です。

タクシー運転手で日勤を選ぶときの注意点3つ

タクシー運転手で日勤のみの働き方を選ぶ場合、メリットだけでなく以下の注意点も確認する必要があります。

理想のライフスタイルや働き方を踏まえ、これらの点を受け入れられるかどうか検討しましょう。

夜勤より稼ぎにくい傾向がある

日勤は、夜勤よりも稼ぎにくい傾向があります。

タクシー運賃は深夜から早朝にかけて割増料金が適用されることから、同じ乗車回数でも夜勤の方が売上を伸ばしやすいためです。

求人によっては、日勤が月給17万円前後に対し、夜勤は25万円ほどと給与に差が出るケースもあります。

日中は電車・バスなどの公共交通機関で移動できるため、営業エリアによってはタクシー需要が夜間に比べて低くなる可能性があります。

一方で夜勤は、終電後や飲み会帰りの乗客が増える時間帯に営業できるため、短時間でも効率的に売上を上げやすい特徴があります。

タクシー運転手の稼ぎ方や営業方法は、以下の記事をご覧ください。

隔日勤務と違って明け休みがないため連休が取りづらい

日勤は、隔日勤務と違って勤務翌日に明け休がないため連休を取りづらいデメリットがあります。

隔日勤務は週にまとまった休みを取りやすく、休息時間を十分に取れたり、旅行の計画を立てやすかったりする傾向があります。

日勤・夜勤は、一般的な会社員と同じように週5勤務で働くスタイルです。そのため、有給を使わなければ、2連休以上の休みは取れない可能性があります。

勤務形態を選ぶ際は、休日の取りやすさや職場の有給取得率を確認しておくと、働き方のミスマッチを防ぎやすくなります。

朝夕のラッシュで渋滞に巻き込まれる可能性がある

通勤や通学のラッシュによって、乗務中に渋滞に巻き込まれやすい点もデメリットです。特に都心部や主要道路は渋滞が起きやすく、目的地に到着するまでに時間がかかる可能性があります。

待機時間が長引くと、乗車の回転数が下がって売上減少につながる場合があります。走行距離が伸びにくいため、時間料金が加算されても効率的な収益確保が難しくなる点が課題です。

ラッシュの影響を軽減するには、混雑エリアを避けるルート選びや渋滞を見越したスケジュール管理が求められます。

日勤のみのタクシー運転手に向いている人の特徴3選

日勤のみのタクシー運転手に向いている人の特徴を3つ紹介します。

ご自分に合う職業かどうかを確認する際の参考にしてください。

生活リズムを崩さず規則正しい生活を送りたい人

規則正しい生活を送りたい方は、安定的な働き方ができる日勤が向いています。

先ほども伝えたとおり、夜勤や隔日勤務は生活リズムが不規則になりやすく、体調管理が難しいと感じる方も少なくありません。

日勤であれば夜にしっかり休息を取れるため、健康を重視したい方や昼型の生活を続けたい方に向いています。

これまで一般的な日勤職に就いていた方でも、生活サイクルを大きく変えずに働けるため、無理なく新しい環境に馴染みやすい働き方です。

家庭と仕事を両立しながら働きたい人

日勤のみのタクシー運転手は、家族と仕事を両立したい方にもおすすめの職業です。

夜勤や隔日勤務は、深夜の時間帯に稼働するため、家族との生活リズムがずれてしまうケースがあります。隔日勤務でもまとまった休日は取得できますが、拘束時間が長いため、家族との時間を確保しにくい傾向があります。

日勤は夕方に退勤できるケースが多く、家族との時間を大切にしながら働くことが可能です。子どもの送迎や夕食の準備にも取りかかりやすく、家庭と仕事の両立を目指す方に適しています。

お客さまとのコミュニケーションを楽しみたい人

お客さまとの会話を楽しみたい方には、日勤のみの求人への応募を検討してみてください。

日勤のタクシー運転手は、通勤・通学、買い物、観光など幅広い目的で利用するお客さまと関わる機会が多い職業です。とくに観光タクシーでは、名所を案内したり旅行客との会話を楽しんだりと、地域の魅力を伝えるやりがいも感じられます。

夜勤に比べて酔客対応や深夜のトラブルが少ないため、穏やかな環境で丁寧な接客をしたい方にも向いています。

【タクシー運転手】日勤のみで働くための企業選びのポイント

【タクシー運転手】日勤のみで働くための企業選びのポイント

日勤のみのタクシー運転手の求人に応募する際は、勤務形態や給与体系が希望に合っているかを確認する必要があります。

企業選びで具体的にチェックすべきポイントは、以下の通りです。

入社後に「想定よりも収入が低い」「現場で活躍できない」といったギャップが生じないよう、選び方のポイントを確認しておきましょう。

タクシーの需要が高い地域で働ける求人を探す

日勤専属で安定した収入を得るコツは、タクシーの需要が高いエリアを営業圏とする会社を選ぶことです。駅やバスターミナル、オフィス街、観光地など人の往来が多い場所では、日中でも乗車機会が多く、効率的に売上を伸ばしやすくなります。

厚生労働省の統計によると、東京都のタクシー運転手の平均年収は約480万円ですが、神奈川県では約414万円となっています。このように地域によって需要や収入に差があるため、応募先の営業エリアでどの程度の乗車数が見込めるかを確認しましょう。

参照:国土交通省|タクシー業界まるわかりHANDBOOK

固定給+歩合制の給与体系を採用している企業を選ぶ

タクシー需要が高い地域に加えて、固定給+歩合制の給与体系を導入している会社を選ぶことが重要です。固定給があることで、乗車数が少ない日でも一定の収入を確保でき、歩合によって成果に応じた収入アップも期待できます。

完全歩合制でも給与の最低保証は法律(労働基準法第27条)で定められていますが、固定給があるのとないのでは、収入の安定感に大きな差が出ます。

安定収入と成果報酬のバランスが取れている企業を選ぶことが、長く働く上で大切なポイントです。

参照:労働基準法|第27条

二種免許取得支援制度の有無をチェックする

未経験からタクシー運転手を目指すなら、二種免許取得支援制度を設けている会社を選びましょう。

二種免許はタクシーの運転に必要ですが、教習の受講には時間と費用がかかります。会社が取得制度を全額、または一部負担してくれる制度があれば、初期費用を抑えながら運転スキルを身に付けられます。

免許取得制度の有無は会社によって異なるため、求人票や面接で詳細をチェックしましょう。

なお、二種免許を取得するには「年齢21歳以上でかつ普通免許の取得から通算で3年以上」という条件が定められています。

参照:国土交通省|タクシー業界まるわかりHANDBOOK

二種免許取得費用や取得方法は、以下の記事を参考にしてください。

日勤のみのタクシー運転手に転職するならドライブエックスを活用しよう!

日勤のタクシー運転手への転職を検討している方は、ドライバー職専門の転職サイト「ドライブエックスをご活用ください。

ドライブエックスは、勤務エリアや給与形態、働き方など希望条件を細かく指定して求人を検索できます。日勤のみの求人も掲載しており、ご自分のライフスタイルに合った働き方を見つけやすいのが特徴です。

フリーワード検索にも対応しているため「日勤」「未経験者歓迎」などの条件を入力すれば、希望に合う求人を効率的に探せます。

まずは無料会員登録をして、日勤で働けるタクシー運転手の求人をチェックしてみましょう。

日勤のみのタクシー運転手に関するよくある質問

タクシー運転手の日勤の平均給料はいくらですか?

令和6年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況」によると、令和6年6月時点のタクシー運転手の平均月給は32万7,300円です。実際の求人サイトでは、日勤勤務で月給24万円〜30万円程度に設定している募集も見られます。

なお、日勤のみのタクシー運転手に限定した平均給与の公式な統計データは、2025年10月時点では公開されていません。会社によって給与は異なるため、まずは希望条件を絞った上で求人を探してみましょう。
タクシー運転手が年収を上げるコツは、以下の記事をご覧ください。

日勤のタクシー運転手に向かない人の特徴は何ですか?

日勤のタクシー運転手に向いていない人の特徴は、以下の通りです。

  • 収入を最優先に考えている人
  • 朝夕のラッシュや渋滞が苦手な人
  • 朝起きるのが苦手な人

日勤は深夜割増料金が適用されないため、人によっては稼げないと感じる場合があります。高収入を狙うなら、深夜や隔日勤務のタクシー運転手への求人応募を検討しましょう。

運転や人との交流が苦手な方、注意力を保てない方には、タクシー運転手の仕事は向いていない場合があります。他の職種も視野に入れながら、本当にタクシー運転手が適した働き方なのかを考えましょう。

日勤のタクシー運転手の1日の勤務時間はどれくらいですか?

日勤のタクシー運転手の1日の勤務時間は、8時間(別で休憩1時間)が基本です。

主な勤務例としては、以下のような時間帯があります。

  • 7:00〜16:00
  • 8:00〜17:00
  • 6:30〜15:30

勤務先によっては早番で6時から15時〜16時頃まで、遅番で9時~18時などのシフトが組まれるパターンもあります。

参照:国土交通省|タクシー業界まるわかりHANDBOOK

まとめ|タクシー運転手は日勤のみでも働ける!まずは求人をチェックしよう

タクシー運転手は、日勤のみでも働くことが可能です。日勤は生活リズムを整えやすく、家族との時間を確保したい方や規則正しい生活を送りたい方に向いています。

深夜割増がないため夜勤より収入が下がる傾向がありますが、勤務エリアや会社の給与形態によっては、高収入を目指せる可能性は十分にあります。

日勤のみで働きたい方は、ドライバー職専門の転職サイト「ドライブエックス」で求人をチェックしてみましょう。タクシー運転手の求人も豊富に取り扱っているため、自分にぴったりの求人を見つけたい方は、ぜひご活用ください。

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