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2025.09.16

バス運転手が「やめとけ」と言われるのはなぜ?業界の実態や向いている人の特徴を解説

バス運転手 やめとけ メインビジュアル

「バス運転手はやめとけって本当?」
「どんな人が向いてる?」

バス運転手は「やめとけ」という言葉を目にして、実態や向き不向きが気になる方も多いのではないでしょうか。

バス運転手は長時間の運転や不規則な勤務など、肉体的・精神的な負担が伴うのが事実です。とはいえ、地域や社会に貢献することにやりがいを感じる方には向いている仕事といえます。

また、近年は長時間労働の改善や安全対策の強化が進んでおり、より働きやすい環境が整いつつある傾向です。

本記事では「バス運転手はやめとけ」と言われる理由やリアルな実態について解説します。

やりがいや向いている人の特徴も紹介しているため、バス運転手の仕事に興味がある方はぜひ最後まで読んでみてください。

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「バス運転手はやめとけ」と言われる7つの理由

「バス運転手はやめとけ」と言われる7つの理由

「バス運転手はやめとけ」と言われる主な理由は、以下の7つです。

マイナスなイメージを持たれている理由を理解し、自分に合う職業かどうか判断しましょう。

交通事故を起こすリスクと常に隣り合わせになるため

バス運転手は交通事故のリスクと常に隣り合わせの環境であることから、「やめておけ」と言われる場合があります。

バスは大型車両であり、求められる運転技術が普通車とは異なる場面も少なくありません。周囲の状況に細心の注意を払いながら運転する必要があります。

たとえば、死角を確認しないままカーブを曲がった場合、歩行者を巻き込む大きな事故につながりかねません。

実際に、令和4年12月4日に静岡県浜松市の高速道路を走行中の大型バスが、ハンドル操作を適切に行えず事故を起こした事例があります。この事故により、バスの運転手1名と乗客6名、大型トラックの運転手が軽傷を負いました。

業界全体で安全対策は進められているものの、乗客の命を預かる責任の重さから、世間的に「大変な仕事」「やめておいた方が良い」と言われることがあります。

参考:事業用自動車事故調査委員会|事業用自動車事故調査報告書

休日が少なく体力的にきついと感じやすいため

バス運転手は、休日の少なさを理由に「やめておけ」と言われているケースもあります。

バス運転手の休日は、週休2日制のシフト制が基本です。休日が全くないわけではありませんが、土日休みではないため連休を取りづらい傾向があるのが実情です。

Yahoo!知恵袋では「路線バスの運転士はきついですか?」という質問に対し、以下のように回答している方がいました。

Yahoo!知恵袋での回答

給与も悪くて貯金も思う様に増えないのに助役からは当たり前に休日出勤要請が毎週来るから休みが極端に少ない。

引用:Yahoo!知恵袋

Yahoo!知恵袋での回答

シフトによっては宿泊もありますし8時間労働でも12時間拘束なので帰れない事もあります

引用:Yahoo!知恵袋

このように、休日出勤の発生や拘束時間の長さに不満を抱いているドライバーもいるようです。

特に観光バスや高速バスの運転手は、旅行シーズンや連休の稼働が増えるため、連続勤務が続くケースも少なくありません。

土日休みや大型連休が欲しい方にとっては、シフト制の働き方がマイナスに見えてしまい「やめとけ」と思われる可能性があります。

一般車・乗客からのクレーム対応で疲弊する可能性があるため

一般車や乗客からのクレーム対応で精神的な負担を感じ、バス運転手の仕事にマイナスのイメージを持つ人も一定数存在します。

バス運転手は運転に集中しなければならない一方で、周囲の車からクラクションを鳴らされたり、停車位置に不満を示されたりすることがあります。
また、乗客から「ICカードが使えない」「停車が急すぎる」といった、理不尽なクレームを言われることも少なくありません。

実際にYahoo!知恵袋では、乗客対応に疲弊している現役ドライバーの投稿がありました。

Yahoo!知恵袋での口コミ

バス運転手を取り巻く環境はとても厳しいものがあります。 人不足、カスハラ、一般車の妨害運転、嫌がらせ、バス停への駐停車による妨害行為。

こちらも、対応しておりますが、あまりにひどい状況であり、その割に報酬はバイト程度のもの。もう我慢の限界です。なんとか定年まで、我慢して過ごそうと考えておりましたが、こちらが何もしなくても、お客様(一応乗客で、運賃を頂戴いたしますので、そう呼びます)からの、あまりに自分勝手な行動や要求、それが通らなかった際の事務所へのクレーム電話、本当に参りました。

引用:Yahoo!知恵袋

2021年に全日本交通運輸産業労働組合協議会が行った調査によると、直近2年以内に利用者から迷惑行為を受けたと回答したバス事業者は、全体の54.3%です。
SNSやインターネット上で誹謗中傷を受ける事例は多発しており、精神的な負担を感じる運転手もいるのが事実です。

参考:全日本交通運輸産業労働組合協議会|【簡易版】悪質クレームアンケート調査

勤務時間が不規則(シフト制)で生活リズムが崩れやすいため

バス運転手はシフト制で働くことから、生活リズムが崩れやすい傾向があります。バスの運行は早朝から夜間にかけて行われるため、シフト制での勤務が基本です。

たとえば、早朝勤務なら朝5時から13時、遅番勤務なら15時~24時といった働き方になります。始発や深夜便を担当すれば、早朝出勤や夜遅くに帰宅する日々が続く可能性もゼロではありません。

Xでは「バス運転手は単に運転しているだけでなく、長時間勤務と不規則な勤務時間の中で働いている」といった投稿もみられました。


不規則な勤務が続くと、睡眠時間の確保が難しくなったり、休養を取っても疲労が抜けにくくなったりする場合があります。
規則正しい生活を送りたい方にとっては、体力的な負担を感じやすい仕事といえます。

好きなタイミングでトイレ休憩に行きづらいため

バス運転手は、好きなタイミングでトイレ休憩に行きづらい職業です。

運行中はダイヤ通りに走行し、乗客を目的地まで送り届けなければならないため、運転手自身のタイミングで停車して休憩を取ることは難しくなります。

実際にXでも、「バス運転手はトイレに行くタイミングが難しい」といった投稿がみられました。

また、Yahoo!知恵袋には「バス運転手がトイレになるべく行かないようにする知恵を教えて」という投稿が寄せられています。

Yahoo!知恵袋に投稿されていた質問

バスの運転士などのトイレ事情について

トイレになるべく行かないような知恵をお貸しください

必要最低限の水分は摂らない
カフェインを控える
体を冷やさない、などの他に
トイレに駆けこまなくても
いいような知恵や裏ワザなどを教えてください!!

引用:Yahoo!知恵袋

上記の質問に対して、現役ドライバーがこのように回答しています。

回答1

大阪の女性個人タクシー運転手 兼 元バス運転手です

考え方が逆でして
トイレに行けるタイミングはすべてトイレに行っておくが正解ですね
渋滞やトラブル等いつ長時間トイレに行けなくなるかわかりませんので

引用:Yahoo!知恵袋

回答2

経験談ですが、例えば朝出庫時間前にトイレに行っておく。行ったところで出なくてもですね。
折り待ち(終点到着から次の発車時間)までも同じですね。

運行中も水分補給許される時代になりましたが、一口、二口で位口を潤す位にしておき、長い休憩時間あればもう少し量を増やすことをしてました。

引用:Yahoo!知恵袋

このように、バス運転手はトイレに行けるタイミングを見極めながら行動したり、水分補給の量を調整したりする必要があります。自分の好きなタイミングで席を離れられる仕事ではないため、人によっては大きな負担を感じる場合があります。

拘束時間が長く身体への負担が大きいため

バス運転手は拘束時間が長いのも、やめておけと言われる理由の一つです。

バス運転手の1日の拘束時間は、国によって13時間以内(上限15時間以内)と決められています。たとえば、始業時間が8時だった場合、終業が21時もしくは23時になる日もあります。

実際にXでは、元バス運転手の方による拘束時間の長さや労働環境についての投稿がみられました。

また、Yahoo!知恵袋では「バス運転手の大変な点は何か?」という質問に対し、このような回答が寄せられています。

回答1

朝が早く夜が遅いので拘束時間が長い。洗車にうるさい人がいる。
渋滞で休憩減る。
車内事故と理不尽なクレームと運転手の監視カメラ(車内ドラレコ)。

引用:Yahoo!知恵袋

回答2

深夜早朝勤務がある・長時間拘束・休みが取りづらい・低賃金

事故のリスク・人の命を預かるプレッシャー・外の人を轢いてしまったら命に関わる・免許はあくまで個人のもの

引用:Yahoo!知恵袋

法律によって、14時間以上働く日は週3日までと決まっているものの、長時間勤務が続けば体力的な負担も増します。

参考:厚生労働省|バス運転手の労働時間等の改善基準のポイント

給料が上がらない・少ないイメージを持たれているため

バス運転手はやめとけと言われる理由の一つに、給料の少なさや昇給のしにくさが挙げられます。バス運転手の平均年収は年度によって増減があるものの、全産業平均を下回る状況が続いています。

以下は、2023年〜2025年のバス運転手の平均年収と全産業の平均年収をまとめたものです。

年度バス運転手全産業
2023年453万円507万円
2024年461万円527万円
2025年453万円546万円

参考:厚生労働省|自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト|バス運転者の仕事を知ってみよう 統計からみる運転者の仕事

2025年の平均年収は453万円となっており、全産業平均よりも93万円低い水準でした。平均年収も大きく伸びている状況ではないため、収入アップを重視する方からは不安の声が上がることもあります。

Xでも「バス運転手の同僚が収入や待遇に不満を感じて退職した」という声も見られました。

バス会社によって給料や昇給のしやすさは異なりますが、長時間拘束や乗客対応などの負担に対して給与が見合わないと感じる方もいるため、周りから「やめとけ」と言われることがあります。

「バス運転手はやめとけ」は間違い?業界のリアルな実態を調査

バス運転手は、長時間の拘束や事故へのプレッシャーが大きいといった厳しさがある一方、近年は労働時間の改善や車両の安全対策などが進んでいるのも事実です。

ここでは、最新の統計データや調査を用いて、バス業界の現状や実際の働き方、安全対策の取り組み内容などを詳しく解説します。
転職前に業界の実態を正しく理解し、理想の働き方やキャリアを実現できるかどうかを見極めましょう。

【労働時間】法改正によって長時間労働の改善を図る会社が増えている

2024年4月に施行された「改善基準告示」により、バス運転手の長時間労働は抑制されています。

改善基準告示は、バス運転手やトラックなど運転業務を主とする労働者の労働時間を適正化する目的で制定されたものです。
制定後、バス運転手の拘束時間は年間・月間・週単位で厳格に管理されるようになりました。

労働時間に関する主な変更内容は、以下の通りです。

拘束時間の区分改正前(2024年3月31日まで)改正後(2024年4月1日から)
一般的なバス運転手の拘束時間貸し切り・高速バス・乗合バス(一時的な運行)乗務者の拘束時間
1年・52週3,380時間以内3,380時間以内3,400時間以内
1カ月65時間以内281時間以内294時間以内
4週平均1週65時間以内65時間以内68時間以内

参考:厚生労働省|バス運転手の改善基準告示

このように従来よりも長時間労働が抑制され、勤務時間の長さは改善されつつあります。採用している勤務区分や労働時間の管理方法は会社によって異なるため、面接時に確認しておきましょう。

ただし、貸し切り・乗合バス・高速バスの運転手は、例外として残業時間が長めに設定されています。運行形態や業務内容を考慮した基準のため、理想の働き方や自分の体力を踏まえて判断しましょう。

【年収】全産業平均よりも低めだが地域・経験年数などによって差がある

バス運転手の2025年度の平均年収は453万円で、全産業平均と比較すると低い水準です。

しかし、年収は勤務する地域や会社の規模、担当するバスの種類、経験年数などによって大きく差があるため、一概に低いとは言えません。

以下は、路線バス運転手の地域別・経験年数別の平均年収をまとめたものです。

【地域別】

地域平均年収平均月収
全国453.1万円23.1万円
北海道478.3万円20.7~23.2万円
宮城県382.4万円19.9~23.9万円
東京都446.3万円23.1~27.6万円
愛知県483.8万円22.2~25.6万円
大阪府426万円24.8~30.8万円
広島県483.6万円20.3~23.2万円
香川県377.1万円
福岡県479.6万円21.4~25.1万円
沖縄県331.3万円18.4~19.8万円

【経験年数別】

経験年数平均月収
0年約25万円
1~4年約24万円
5~9年約25万円
10~14年約26万円
15年以上約28万円

参考:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag|路線バス運転士

このように、バス運転手の給与水準は地域や経験年数によって大きく差があります。

「給料が少ない」と一括りに判断するのではなく、求人ごとの給与体系や各種手当を比較し、希望の年収や月収を実現できるかどうかを見極めましょう。

【働き方】早番・中番・遅番のシフト制

一般的な路線バスの運転手は、多くの場合、早番・中番・遅番をローテーションしながら勤務するのが一般的です。

それぞれのメリット・デメリット、主なシフト例は、以下の通りです。

勤務時間メリットデメリット主なシフト例
早番
  • 午後の時間を有効活用できる
  • 通院や役所の手続きもしやすい
  • 朝に弱い人にとっては負担に感じやすい
  • 生活リズムに慣れるまで時間がかかる
5:30~14:00
中番
  • 一般的な会社員に近い時間帯で働けるため、生活リズムを整えやすい
  • 帰宅後は趣味や家族との時間に充てられる
  • 朝夕のラッシュ時間帯を担当するため、乗客対応がストレスになりやすい
  • 交通状況に応じて臨機応変に判断する必要がある
7:30~19:00
遅番
  • 午前中を自由時間に充てられる
  • 仕事で早起きする必要がなく、朝に弱い人は働きやすい
  • 帰宅時間が遅くなるため、家族と生活リズムが合わない可能性がある
12:00~21:00

上記のシフトを組み合わせながら、3勤1休・4勤1休といった勤務形態で働くケースが多く見られます。また、会社によっては、休憩時間を適宜設けながら1日働く「通し番」を採用している場合もあります。

休日の取り方は会社によって異なりますが、完全週休2日制を採用している会社もあるため、全く休日が取れないわけではありません。近年では育児や介護、本人のライフスタイルとの両立を図るため、短時間正社員制度を導入するバス会社も見られます。

ライフスタイルに合わせた働き方を選択できる環境が整いつつあるため、不規則な勤務だけを理由に「やめておいた方が良い」と判断しないようにしましょう。

参考:厚生労働省|自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト|企業の皆さまへ バス運転者の改善事例

【安全対策】最新システム導入や安全評価制度の強化が進んでいる

バス会社は事故リスクが高いことから「やめとけ」と言われる場合があります。しかし、近年では、最新技術を活用した車両の安全対策や運転手への教育体制の強化が進んでいます。

安全対策の代表例が、ドライバー異常時対応システムを搭載したバスです。これは、運転手が急病などで運転が困難になった場合に、乗客が非常ブレーキボタンを押すことでバスが停車するシステムです。

また、多くのバス会社では、ドライブレコーダーやデジタルタコグラフのデータを活用した安全教育を実施しています。運転時の映像や走行記録をもとに危険運転を分析し、事故防止に向けた指導を行うことで、安全意識の向上につなげています。

その他、以下のような機能を搭載する車両も多く見られるようになりました。

車両安全装置の例
  • 車線逸脱警報装置
  • 車両距離警報
  • ドライバーの居眠りや眠気、脇見などを検知するドライバーモニター など

貸し切りバスに関しては、貸切バス事業者安全性評価認定制度を設け、安全にバスを走行する事業者の拡大を図っています。本制度は、事業者の安全対策の実施状況や事故・行政処分の有無などの項目を総合的に評価し、5段階で認定するものです。

業界全体でも安全性向上に向けた取り組みが進められており、日本バス協会では「バス事業における総合安全プラン2030」を策定し、令和12年までに交通事故死者数ゼロの目標を掲げています。

参考:日本バス協会|バスの安全への取組
参考:日本バス協会|貸切バス事業者安全性評価パンフレット
参考:日本バス協会|バス事業における総合安全プラン 2030

【カスハラ対策】乗務員を守るための対策強化が進んでいる

バス運転手は乗客と接する機会が多いため、クレーム対応やカスタマーハラスメント(カスハラ)に不安を感じる方も少なくありません。

カスタマーハラスメントとは、以下の要件を満たす行為を指しています。

カスタマーハラスメントの定義
  • 顧客や取引先、施設の利用者などの言動であること
  • 社会通念上相当な範囲を超えている言動であること
  • 労働者の就業環境を害するもの

日本バス協会では、乗務員をカスハラから守るために、啓発ポスターの掲出や基本方針の策定を呼びかけるなど、業界全体で対策を強化しています。

また、厚生労働省のカスタマーハラスメント対策企業マニュアルを参考に、協会ではバス事業者のカスタマーハラスメントに対する基本方針を策定しました。令和8年10月1日からは、バス業界を含む幅広い業界で、企業に対するカスタマーハラスメント対策の義務化が予定されています。

バス運転手として転職先を選ぶ際は、各社のサポート体制も確認した上で、安心して働ける環境が整っているかを見極めることが大切です。

参考:国土交通省総合政策局政策課|国土交通省におけるカスタマーハラスメント対策の主な取組について
参考:厚生労働省|令和8年10月1日からハラスメント対策が強化されます!

SNSに投稿されているバス運転手の3つのやりがい

バス運転手は、日々乗客の移動を支えており、社会インフラとして不可欠な職業の一つです。大変な面もありますが、その分大きなやりがいを感じられる場面も数多くあります。

主なやりがいは、以下の3つです。

ここでは、SNSに投稿されている現役運転手の声をもとに、バス運転手ならではのやりがいを3つ紹介します。仕事のマイナスポイントだけでなく、ポジティブな要素も知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

運転技術が向上して専門性を高められる

バス運転手になることで、大型車両を安全に運行するための高度な運転技術を身に付けられます。

バスは車体が大きく死角が多いため、普通車の運転よりも細心の注意を払って走行しなければなりません。仕事を通して車両感覚や危険予測能力などが鍛えられ、プロドライバーとしての専門性を高められます。

実際にバス運転の経験がある方のXでは、このような投稿が見られました。

バスの運転は難易度が高いからこそ、乗客を安全に目的地まで送り届けられた際には大きな達成感を得られます。経験を積んでキャリアアップすれば、運転技術や知識が評価される機会も増え、自分の市場価値を高められるのもメリットです。

運転を通じて地域や社会に貢献できる

地域の交通インフラを支える職業として、地域・社会に貢献できます。

たとえば路線バスは、通勤・通学・買い物など日々の移動に欠かせない移動手段です。地域住民の生活を支える重要な役割を担うため、日々仕事を通じて社会に貢献している実感を得られます。

高速バスや観光バスであれば、観光地や遠方への移動を支える役割を果たします。観光バスは、移動中の体験が旅の思い出として心に残りやすく、乗客に特別な時間を提供できるのが魅力です。

こちらの方は、バス会社で地域や社会に貢献できる点を魅力として挙げています。

運転業務を通して社会貢献を実感しながら働ける点は、運転手ならではのやりがいといえます。

お客さまからの感謝の言葉で前向きになれる

お客さまから感謝の言葉を直接いただけるのも、バス運転手の魅力の一つです。

バス運転手は降車時に「ありがとう」「助かりました」などと感謝の言葉をかけられることも多く、達成感や充実感を感じて仕事のモチベーションが高まる人もいます。

こちらの方は、路線バスでお客さまからお礼を言われたときや、子どもが手を振ってくれたときにやりがいを感じると投稿していました。

一方で、バスの乗客が運転手の接客対応を評価する声も見られます。こちらの方は、Xで「こんばんは」「お気を付けてお帰りください」といった運転手の声掛けに好感を持ったと投稿していました。

運転中は人の命を預かる責任が伴いますが、人と人とのつながりを実感しながら働けるため、日々やりがいを感じられる職業です。

バス運転手に就職・転職するメリット

バス運転手に就職・転職することで得られるメリットは、以下の通りです。

希望条件と照らし合わせながら、就職・転職先の選択肢として検討してみてください。

残業が少なく自由時間を確保しやすい

バス運転手は、残業が少なくプライベートの時間を確保しやすい職業です。

バス運転手の残業時間は、2024年の改善基準告示によって、1カ月当たり原則45時間を限度としなければなりません。1年当たりの限度時間は、原則360時間(上限960時間)と定められており、長時間労働を防ぐためのルールが設けられています。

また、運行スケジュールは基本的にダイヤで管理されるため、時間通りに勤務を終えられるケースが多くあります。運転業務は仕事を家に持ち帰れないため、帰宅後は趣味や家族との時間に充てるなど、ワークライフバランスの整った働き方が可能です。

ただし、道路の渋滞やトラブル対応などによって残業が発生する可能性があります。残業時間は企業ごとに異なるため、求人や面接で確認しましょう。

参考:厚生労働省|バス運転者の労働時間等の改善基準のポイント

人間関係に振り回されずに働ける

バス運転手は人間関係に振り回されずに働ける点もメリットです。乗務中は基本的に一人で運転するため、自分のペースで業務に集中しやすい傾向があります。

同僚や上司、整備士などとの連携は必要ですが、常に誰かと顔を合わせる環境ではありません。人付き合いが苦手な方、一人で業務を進めたい人におすすめの職業です。

ただし、観光バスや高速バスでは、安全確保のために2名体制で乗務する場合があります。人員配置や業務の進め方は会社によって異なるため、面接時に質問して働き方のイメージを広げておきましょう。

ノルマに対するストレスがない

バス運転手には、売上金額や契約目標といったノルマに追われなくて済む仕事でもあります。バス運転手は運行スケジュール通りに走行し、乗客を安全に送り届けることが第一であるため、ほとんどの企業にはノルマがありません。

数字を追うプレッシャーがない分、業務に集中しやすい傾向があります。そのため、コツコツと働いて成果を出したい方におすすめです。

定年後も働きやすい

バス運転手は、定年後も経験を活かして働き続けやすい職業です。

高齢ドライバーが体調に合わせて柔軟に働けるよう、雇用制度を導入している企業や、シニア向けの求人を積極的に募集しているバス会社も多くあります。

以下は、実際のバス会社で行われた定年後の継続雇用に関する取り組みです。

東京都のバス会社の事例

60歳以降も安心して働き続けたい乗務員に向けて、定年延長制度を導入した。

定年延長制度では、正社員として勤務を継続するだけでなく、勤務時間を短縮したシニアドライバーや、自身の都合に合わせて働けるスポットドライバーなど、ライフスタイルに応じて働き方を選択できる環境を整備している。

この取り組みによって、シニアドライバーが働きやすい環境を構築できただけでなく、若手への技術継承や労働時間の解消にもつなげている。

広島県のバス会社の事例

65歳の定年後も働きたい乗務員に向けて、シニア社員制度を拡充した。65歳以上のシニア層が、健康状態や体調を考慮しながら最長70歳まで勤務できる環境を整備した。

ベテラン乗務員が短時間勤務の社員をサポートすることで、安定した運行体制の維持や技術継承にもつなげている。これまで培った運転技術や経験を生かしながら働ける場を積極的に与え、マネジメント力の向上を図っている。

このように、一部のバス会社では定年後も働き続けられる環境づくりを進めています。

長年培ったバスの運転技術は、年齢問わずスキルとして高く評価されるため、長く安定して働きたい方や、定年後も経験を生かして現場で活躍したい方にとって魅力的な職業です。

参考:厚生労働省 自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト|企業の皆さまへ バス運転者の改善事例

バス運転手に向いている人の特徴

バス運転手に向いている人の特徴
バス運転手に興味がある方の中には「自分はこの業界でやっていけるだろうか」と不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。

バスの運転手は、以下のような人におすすめの職業です。

就職・転職後に後悔しないよう、自分の性格や生活スタイル、価値観と照らし合わせて確認してみましょう

車の運転が好きで楽しさを感じられる人

普段から車をよく運転しており、その時間を楽しめる人はバス運転手に向いている可能性があります。

バス運転手の仕事は、長時間の運転がメインです。そのため、長時間運転が苦手な人は日々の業務が精神的な負担となってしまう可能性があります。

運転が好きな人であれば、長時間の運転を楽しみながら仕事ができます。

スケジュール・時間の管理が得意な人

スケジュール管理や時間管理が得意な人は、バス運転手として活躍できる場合があります。

バスの運行スケジュールは、ダイヤによって細かく決められています。運転手は乗客が時間通りに目的地に到着できるよう、常に先を見越して行動しなければなりません。

普段から時間を意識して行動している人であれば、ダイヤに沿った運行がスムーズにでき、遅延のリスクを抑えられます。

お客さま第一で働ける人

お客さま第一で働ける人は、バス運転手として長く活躍できる可能性があります。

運転手の仕事は、安全運転で乗客を目的地まで送り届けるだけではありません。乗客が快適に利用できる環境をつくるのも大切な仕事です。

たとえば、路線バスでは停車時の丁寧なアナウンスや、時間通りの運行を意識した走行が求められます。

常にお客さまの立場に立って周囲を見渡せる人は、乗客の命を預かる使命感を持ちながら働けます。

乗客に寄り添った対応を心がければ、感謝の言葉をいただく機会が増え、仕事のやりがいを感じられるはずです。

体力や健康に自信がある人

体力や健康に自信がある人もバス運転手に向いています。

バスの運転手は、長時間座ったままの運転や不規則な勤務が続く職業です。そのため、体力や健康に自信がない人は、疲労や体調不良で業務に支障が出る可能性があります。

普段から健康管理をしっかり行い、生活習慣を整えられる人は、安定したパフォーマンスを維持しやすいため長く働きやすいです。

バス運転手に向いている人の特徴は、以下の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

バス運転手に向いていない可能性がある人の特徴

バス運転手は、運転を通じて社会貢献ができる職業ですが、すべての人に向いているわけではないのも事実です。

とくに、以下に該当する方は入社・転職後にミスマッチを感じる可能性があります。

バス運転手の向き不向きを把握し、ご自分の性格や価値観とマッチしているのかどうかを確認しましょう。

土日休み・大型連休ありの会社で働きたい人

バス運転手は基本的にシフト制で勤務するため、完全土日休み・大型連休ありの会社で働きたい方には向いていない可能性があります。

年末年始やお盆、ゴールデンウィークは、多くのバス会社では通常どおり運行するのが一般的です。バス利用者が増える繁忙期に当たるため、この時期には長期休暇を取得しにくいケースも考えられます。

家族や友人と休日を合わせたい方や毎年大型連休を楽しみたい方は、勤務体系を十分に確認した上で応募しましょう。

人と接する仕事に強いストレスを感じる人

バス運転手は、運転業務だけでなく、乗客対応も担当します。そのため、人と接する仕事に強いストレスを感じる方は、入社後にストレスを抱えてしまう可能性があります。

路線バスでは、運賃の支払いや行き先に関する問い合わせに対応しなければなりません。ダイヤに遅れが生じた際は、乗客から事情の説明を求められたり、クレームを受けたりする場合もあります。

観光バスや高速バスでは、乗客への案内や荷物の積み下ろしの補助などの接客業務も担当します。路線バスよりも乗客と接する機会が多いため、高いコミュニケーション能力が必要です。

日頃から人と関わることが苦痛に感じる方や、接客業務に強いストレスを感じる方は、別の職業も選択肢に入れながら転職活動を進めましょう。

常に変化のある環境で働きたい人

常に新しい刺激や変化を求める方は、バス運転手の仕事内容にギャップを感じる場合があります。

路線バスの場合、決められたルートやダイヤに沿って運行するのが基本です。毎日の業務内容は比較的決まっているため、日々異なる業務に挑戦したい方には合わない可能性があります。

また、バスの運転技術を習得するには、社内のルールや規定に沿って着実に業務を進めることが求められます。刺激や変化よりも、日々の運転業務を高い精度でこなし、安全・確実に運行することに価値を見出せる方に向いている職業です。

バス運転手の転職で失敗しない求人探しのコツ3選

バス運転手への転職を成功させるには、求人票や条件面だけで判断せず、自分の適性に合うかどうか慎重に判断する必要があります。

求人を探す際は、以下のポイントを意識しましょう。

入社後にミスマッチが起きないよう、事前に求人探しのコツを確認しておきましょう。

応募先の会社を徹底的にリサーチする

バス運転手に限らずいえることですが、応募先企業の情報は徹底的にリサーチしましょう。企業のリサーチが足りないと、入社後にギャップが生じて早期退職につながる可能性があります。

具体的には、企業の採用ページや口コミサイトで以下の項目を確認しておくことが大切です。

確認項目
  • 業務内容
  • 勤務体制
  • 給与
  • 福利厚生の内容 など

加えて経営状況や企業文化、社員の定着率まで調べると、長期的に働きやすい環境か判断しやすくなります。

また、SNSなどを活用して会社のリアルな情報を集めるのもおすすめです。幅広い媒体から多角的に情報を集め、自分に合った会社かどうか確認しましょう。

「研修制度」の充実度を確認する

バス運転手の応募先を選ぶ際は、研修制度がどの程度整っているかも確認しましょう。

バスを運転するには、大型二種免許が必要です。とくに未経験者でドライバー業界に入る場合、免許取得の支援制度の有無やサポート体制は、長く働く上で大切なポイントです。

また、研修内容や期間、指導体制も事前に把握しておきましょう。運転技術だけでなく、接客マナーや緊急時の対応方法など、業務に必要な知識を学べる環境が整っているか確認する必要があります。

募集要項に明記されていない場合は、面接時に質問して入社後のイメージを膨らませましょう。

大型二種免許の取得費用について詳しくは、以下の記事が参考になります。

実際に働いている人の声を聞く

バス運転手の働き方の解像度を上げるためにも、現役バス運転手や経験者の声を聞いてみましょう。

募集要項や説明会では、勤務時間や研修内容など基本的な情報を得られます。しかし、実際の職場の雰囲気や日々の働き方、業務量などは外からは見えにくい部分です。

こうしたリアルな情報の確認は、入社後のミスマッチを防ぐ上で欠かせません。口コミサイトやSNSなどを確認し、実際に働いている人の声を聞くことが不可欠です。

また、会社説明会などで、現役のバス運転手や採用担当者と直接交流してみるのもおすすめです。

一部のバス会社では、普通免許で参加できるバス運転体験会を開催していたり、合同就職説明会で現役運転手と交流できたりする機会を設けています。

実際の仕事内容や働き方に関する話を聞くことで、バス運転手への理解が深まり、自分に適性があるか判断しやすくなります。

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さらに、転職活動や業界研究に役立つコラムも随時更新中です。バス運転手の仕事内容や働き方、給料事情など、転職時に気になる情報を事前にチェックできます。

バス運転手として新たなキャリアをスタートしたい方は、ぜひドライブエックスで理想の職場を見つけてみませんか。

「バス運転手はやめとけ」に関するよくある質問

「バス運転手は恥ずかしい」と聞きますが本当ですか?

バス運転手は、決して恥ずかしい仕事ではありません。地域の交通インフラ、人々の移動を支えており、社会貢献度の高い仕事です。

 

「恥ずかしい」と言われている背景には、体力的にハードな業務やシフト制の不規則な働き方が関係している可能性があります。

 

こうした要素は人によっては「大変」と感じますが、すべての人に当てはまるわけではありません。周りの意見に流されず、自分で業界・企業研究を進めて応募すべきかどうか判断しましょう。

バスの運転手になるのは難しいですか?

バス運転手は未経験からでも目指せる職業ですが、実際にバスを運転するには、大型二種免許を取得する必要があります。

大型二種免許の受験資格は、主に以下の3点です。

 

  • 21歳以上であること
  • 大型・中型・準中型・普通免許または大型特殊免許を取得しており、いずれかの免許期間が3年以上であること
  • 視力や聴力などが一定の基準を満たしていること

なお、受験資格特例教習を修了した場合は、19歳以上かつ免許期間1年以上で大型二種免許の受験が可能です。

会社によっては、大型二種免許の保有を必須条件としている場合もありますが、近年では未経験者を積極的に採用するケースも増えています。

 

資格取得支援制度を設けている会社であれば、普通免許のみで入社し、研修を受けながら大型二種免許の取得を目指すことも可能です。未経験でバス運転手を目指す方は、求人票で採用条件を確認し、入社後に必要な知識や技術を身に付けられるかどうか判断しましょう。

 

参考:警視庁|大型二種・中型二種・普通二種免許試験(指定教習所を卒業された方)
参考:警視庁|第二種免許等の受験資格の見直しについて(令和4年5月13日)

バス運転手は年収1,000万円ほど稼げますか?

厚生労働省の調査によると、路線バス・観光バス運転手の平均年収はどちらも461.1万円となっており、年収1,000万円とは大きく乖離があるのが事実です。
 

ただしこれらの数値はあくまで平均値であるため、実際の年収は企業によって異なります。

運行管理者などの管理業務に就いたり、インセンティブを重視している会社に入社したりすれば、年収1,000万になる可能性があります。労働条件をしっかり確認し、希望年収に達しているかチェックしましょう。

 

バス運転手の年収について詳しくは、以下の記事が参考になります。

バス運転手を辞めたいと感じる理由は何ですか?

バス運転手を辞めたいと感じる理由は、人によってさまざまです。

 

主な退職理由としては、長時間の拘束や不規則な勤務による体力的な負担、事故へのプレッシャー、乗客対応によるストレスなどが挙げられます。

 

また、給与や休日数に不満を感じたり、人間関係に悩んだりすることをきっかけに転職を検討する方もいます。

 

ただし、働き方や待遇は会社によって異なるため、企業研究や業界研究を念入りに進め、自分に合った職場を選びましょう。

バス運転手に向いていない人の特徴は、「Kredo Blog」の下記の記事も参考にしてください。

まとめ|「バス運転手はやめとけ」の真意が気になるならまずは求人をチェック!

「バス運転手はやめておけ」と言われがちですが、すべてのケースに当てはまるわけではありません。

ワークライフバランスを保つ働き方も可能だったり、お客さまから感謝される機会が多かったりする側面もあります。
運転が好きでお客さま第一の姿勢で働ける人であれば、長く活躍できる可能性もあります。

バス運転手への転職を考えている場合は、実際の求人を確認し、自分に合った職業かどうか判断しましょう。
ドライバー専門の求人サイト「ドライブエックス」では、バス運転手の求人を多数掲載しています。未経験歓迎の求人はもちろん、即戦力となる経験者向けの求人も豊富です。
バス運転手に興味がある方は、ドライブエックスでぴったりな求人を見つけてみてください。

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