特殊輸送
転職ノウハウ
2026.03.21

タンクローリー運転手の年収は平均491万円!年齢・地域別の相場と収入アップの方法を徹底解説

タンクローリー運転手 年収 メインビジュアル画像

タンクローリー運転手とは、ガソリン・LPガス・化学薬品・食品など、液体や気体の貨物を専用のタンク車で輸送するドライバーです。危険物を扱う責任の重さがある一方で、その分だけ手当や収入が上積みされる職種です。

そんなタンクローリー運転手の年収は、一般的なトラック運転手や全産業平均と比較しても高水準です。しかし、年収は資格の種類・勤務形態・勤務地域によって大きく異なります。

この記事では、タンクローリー運転手の平均年収・年齢別・地域別の給与相場、必要な資格、仕事のリアルな実態、将来性、そして年収アップの具体的な方法を解説します。

タンクローリー運転手への転職を成功させるには、年収の実態や必要な資格を事前に把握しておくことが重要です。気になる項目から確認し、転職活動に役立ててください。

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タンクローリー運転手の平均年収は491万円で高水準

タンクローリー運転手の平均年収は491万円で高水準

タンクローリー運転手の平均年収は約491万円で、トラック運送事業全体や全産業の平均を大きく上回っています。

危険物を取り扱う特殊性と、専門資格が求められる職種特性が、高い収入水準を支える主な要因と考えられます。

他の職種との年収差をまとめたので確認してみましょう。

職種・区分平均年収
タンクローリー運転手約491万円
トラック運送事業全体約441万円
全産業平均約330万円

タンクローリー運転手の年収はトラック運送事業全体より約50万円、全産業平均より約160万円も高い水準です。

年齢・経験・地域によって年収はさらに変わるため、次のセクションで詳しく見ていきます。

参考:厚生労働省職業情報提供サイト「jobtag」|タンクローリー乗務員

参考:全日本トラック協会|2023年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態

年齢・経験年数別の年収|40代がピーク

タンクローリー運転手の年収は、年齢・経験年数によって大きく変動します。

年代別の目安は以下のとおりです。

年代平均年収の目安
20代約461万円
30代約487万円
40代約513万円(ピーク)
50代約509万円
60代約420万円

40代が年収のピークで、50代はほぼ横ばいで推移し、60代から下がる傾向があります。

また、経験年数10〜14年でピークに達するケースが多く、経験を積むほど年収が上がりやすい職種です。そのため、30代・40代での転職は年収アップのタイミングとして特に有効です。

参考:厚生労働省職業情報提供サイト「jobtag」|タンクローリー乗務員

地域別の年収|47都道府県の相場一覧

タンクローリー運転手の年収は、勤務地域によっても大きく異なります。

首都圏・関西など輸送需要の多い都市部は年収が高めで、地方は案件数や輸送単価が下がる傾向があります。都市部と地方の年収差は、50万〜200万円程度になることもあります。

以下に、47都道府県の年収相場の目安をまとめました。

都道府県年収目安都道府県年収目安
北海道420.4万円三重県487.6万円
青森県401.2万円滋賀県537.6万円
岩手県445.8万円京都府453.2万円
宮城県431.3万円大阪府496.6万円
秋田県468.9万円兵庫県549.1万円
山形県392.6万円奈良県556.3万円
福島県443.9万円和歌山県473.4万円
茨城県478.2万円鳥取県448.1万円
栃木県478.6万円島根県481.1万円
群馬県512.5万円岡山県504.4万円
埼玉県497.0万円広島県559.8万円
千葉県513.4万円山口県462.5万円
東京都492.7万円徳島県436.7万円
神奈川県550.3万円香川県489.6万円
新潟県473.6万円愛媛県480.6万円
富山県474.0万円高知県441.3万円
石川県438.4万円福岡県512.7万円
福井県503.2万円佐賀県503.6万円
山梨県508.2万円長崎県364.9万円
長野県466.8万円熊本県458.6万円
岐阜県501.3万円大分県438.6万円
静岡県532.9万円宮崎県443.3万円
愛知県526.2万円鹿児島県420.4万円
  沖縄県344.0万円

実際の年収は企業規模・勤務形態・保有資格によって異なるため、参考としてご覧ください。

参考:厚生労働省職業情報提供サイト「jobtag」|タンクローリー乗務員

タンクローリー運転手に必要な免許・資格

タンクローリー運転手として働くには、輸送する貨物の種類に応じて、以下のような免許・資格が必要です。

免許・資格対象となる仕事
大型自動車免許大型タンクローリー(単体車両)の運転
けん引免許トレーラー型タンクローリーの運転
危険物取扱者(乙種第4類)ガソリン・軽油・灯油など危険物の輸送
高圧ガス移動監視者LPガス・液化窒素など高圧ガスの輸送

それぞれの詳細を見ていきましょう。

大型自動車免許とけん引免許

大型自動車免許は、タンクローリー運転の基本要件です。車両総重量(車本体と積み荷の合計重量)が11トンを超えるタンクローリーを運転するために必要で、多くの求人で応募条件に設定されています。

さらに、トレーラー型のタンクローリーを運転する場合は、けん引免許(大型免許に追加取得)が必要です。

取得費用は指定自動車教習所を利用した場合、大型免許で約25〜40万円、けん引免許で約10〜15万円が目安で、取得期間はそれぞれ2〜3週間程度が一般的です。

危険物取扱者の資格

危険物取扱者の資格の中でも、乙種第4類(ガソリン・軽油・灯油などの引火性液体が対象)は特に需要が高い資格です。

試験の難易度は比較的やさしく、市販のテキストを使った独学でも合格を目指せます。合格率は30〜40%程度で、しっかり準備すれば取得しやすい資格です。

取得後は危険物手当が支給される会社が多く、年収アップにもつながります

高圧ガス移動監視者の資格

高圧ガス移動監視者の資格は、LPガスや液化窒素などの高圧ガスを輸送するタンクローリーに乗務する際に必要です。

試験ではなく講習受講で取得できるため、危険物取扱者の試験と比べてハードルは低めです。

この資格を持つと、高圧ガスローリーの仕事が選べるようになり、年収アップの選択肢が広がります。また、毒物劇物取扱責任者などの資格と組み合わせることで、さらに手当が積み上がります

タンクローリー運転手の仕事はきつい?リアルな実態

転職を検討する際、気になるのが仕事のきつさです。ここでは「きつい」と言われる理由と、それでも多くのドライバーに選ばれる理由を客観的に整理します。

きついと言われる理由

タンクローリーの仕事がきついと言われる場面は、主に以下の4点です。

  • ホースの取り回しや点検作業など、体力を使う場面がある
  • 危険物を扱う責任の重さと、常に緊張感を伴う運行
  • 早朝出勤や長時間の拘束(会社に在籍している時間)になるケースがある
  • ミスが大事故につながるため、確認作業の回数が多い

特に危険物の積み降ろし時は、手順通りの確認作業が欠かせません。慎重さと正確さが求められる仕事であるため、責任感の強い方に向いている職種です。

それでも選ばれる理由|メリットと働きやすさ

一方で、タンクローリー運転手には他のトラック職種にはないメリットがあります。

  • 液体・気体の貨物はポンプで積み降ろしするため、重い荷物を運ぶ体力的な負担がない
  • 1人で運行することが多く、職場での人間関係のストレスが少ない
  • 日帰り運行が多く、生活リズムを整えやすい
  • 高圧ガス手当などにより、年収が高くなりやすい

体力的な負担が少なく、待遇面の魅力が大きいため、長く安定して働きたい方にとって魅力的な職種です。

タンクローリー運転手の仕事はなくなる?将来性について

EV(電気自動車)の普及が進むと「ガソリン輸送の仕事が減るのでは?」という懸念があります。

ここでは、タンクローリー運転手の仕事の将来性について解説します。

燃料需要の変化が仕事に与える影響

EV普及によるガソリン需要の長期的な減少傾向は事実です。国内のガソリン需要は今後も緩やかに縮小していく見通しで、この点を否定することはできません。

ただし、タンクローリーが輸送する貨物はガソリンだけではありません。化学品・食品・LPガス・液体窒素など、ガソリン以外の輸送需要は引き続き安定しています。そのため、輸送できる貨物の種類を広げることがリスクヘッジになります。

乙種第4類以外の資格を追加取得し、対応できる貨物の幅を広げておくことで、ガソリン需要の変化に左右されにくいキャリアを築けます。資格の多さは仕事の選択肢の広さに直結するため、計画的な取得が長期的な安定につながります

参考:経済産業省|2025~2029年度石油製品需要見通し

人手不足と自動化の時代でも仕事が残る理由

2024年問題(時間外労働の上限規制)による物流ドライバー不足は深刻で、即戦力として働けるドライバーへの需要は高い状態が続いています。また、危険物や高圧ガスの輸送は、安全管理上の理由から完全自動化が技術的・法律的に難しく、人の手が必要な領域として残り続けます。

資格保有者の希少性は今後さらに高まる見込みで、複数の専門資格を持つドライバーは市場価値が高い状態が続きます。将来性を考えると、今のうちから資格取得を積み重ねることは有効な対策です。

タンクローリー運転手の年収を上げる方法

タンクローリー運転手の年収を上げる方法

タンクローリー運転手の年収アップには、「資格取得」「仕事の選び方」「転職」の3方向からアプローチできます。

それぞれの具体的な方法を見ていきましょう。

上位資格を取得して手当を増やす

危険物乙4・高圧ガス移動監視者・毒物劇物取扱責任者など、複数の資格を取得すると手当が積み上がります。資格1つあたり月5,000〜2万円の手当を支給する会社もあり、2〜3資格を取得するだけで年間10〜30万円以上の収入増につながる計算です。

また、多くの会社が資格取得支援制度を設けており、受験費用や講習費用を会社が負担してくれるケースもあります。費用の心配なく資格取得を進められるため、在職中から積極的に活用しましょう

夜間・危険物輸送など高単価の仕事を選ぶ

夜間帯の運行には深夜割増手当(通常賃金の25%増)が加算されます。月の夜間勤務回数によっては、年収換算で数十万円の差になることもあります。さらに危険物輸送は責任が重い分、手当が上乗せされる求人が多い傾向です。

同じタンクローリー運転手でも、輸送する貨物の種類や運行時間帯の選択によって年収は大きく変わります。収入アップを目指す方は、求人票の手当の内訳を丁寧に確認し、最初から高単価の仕事を選びましょう

待遇の良い会社へ転職する

現職の年収が低い場合は、転職によって短期間で収入を上げられる可能性があります

同じ資格・経験でも、会社によって基本給や手当の水準は大きく異なります。転職先を選ぶ際は、以下の条件を必ず確認しましょう。

  • 基本給の水準
  • 危険物手当・高圧ガス手当などの各種手当の有無と金額
  • 賞与の支給回数・支給実績
  • 昇給制度の有無と実績
  • 固定残業代の有無と残業時間の設定

ドライバーの求人が豊富なサービスを利用することで、より良い仕事を探しやすくなります。

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タンクローリー運転手への転職・収入アップを目指す方には、ドライバー専門の求人サイト「ドライブエックス」がおすすめです。

検索時は条件による絞り込みが可能で、取扱い商品(危険物・液体など)、保有免許、手積み手卸しなし・資格取得支援・各種手当などを組み合わせて、自分の条件に合った求人を効率よく探せます。

「もっと収入を上げたい」「危険物輸送の仕事に挑戦したい」という方は、ぜひ一度ドライブエックスの求人をチェックしてみてください。

タンクローリー運転手に関するよくある質問

未経験からタンクローリー運転手になることはできる?

大型免許を保有していれば、未経験でも採用している会社はあります。特に食品や飲料水などの液体輸送や地場配送を中心とする会社では、未経験からスタートできるケースもあります。

未経験からの転職を考える場合は、資格取得支援制度の有無を求人の確認ポイントに加えましょう。

女性でもタンクローリー運転手として働ける?

女性ドライバーの採用に積極的な会社が増えており、職場環境の整備も進んでいます。体力面の懸念については、補助ホースの軽量化や作業補助ツールの導入により、女性でも無理なく作業できる環境が整いつつあります。

 

女性が活躍しやすい職場を選ぶ際は、以下の点を事前に確認しましょう。

・女性専用トイレ・更衣室の有無

・女性ドライバーの在籍人数・定着率

・育児休業・時短勤務などの制度の有無
求人票だけでは分かりにくい情報は、面接時に直接確認すると確実です。

転職するときに注意すべきポイントは?

転職先を選ぶ際は、求人票の数字だけでなく、給与の内訳を必ず確認してください。

特に以下の3点に注意が必要です。

・基本給と手当の内訳:固定残業代が基本給に含まれている場合、実際の時給換算が低くなるケースがある

・社員の定着率と平均勤続年数:口コミサイトなどで事前に確認する

・試用期間中の待遇:本採用後と同じ条件かどうかを面接時に確認する
求人票の「月給◯◯万円」という数字だけで判断すると、入社後のギャップにつながることがあります。細かい条件を丁寧に確認することで、満足度の高い転職が実現します。

まとめ|タンクローリー運転手の年収アップに向けて今すぐできることを始めよう

タンクローリー運転手の平均年収は約491万円でトラック運送事業全体や全産業平均と比べても高い水準です。危険物や高圧ガスなど専門性の高い貨物を扱うため、資格や経験が収入に反映されやすい傾向があります。

年収アップを目指す場合は、危険物取扱者乙種第4類などの資格取得で手当を増やす方法や、夜間運行・危険物輸送など単価の高い仕事を選ぶ方法があります。

また、同じ資格や経験でも会社によって給与水準は大きく異なるため、待遇の良い会社へ転職することも有効な選択肢です。

タンクローリー運転手は、資格と経験を積み重ねることで収入を伸ばしやすい職種です。ドライブエックスの求人検索を活用し、自分の希望条件に合った仕事を探してみてください。

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