引っ越し業者の給料はいくら?転職前に知っておきたい年収や時給の相場を解説
引っ越し業者への転職を検討しており、給料事情が気になる方も多いのではないでしょうか。
引っ越し業者の給料は、雇用形態や年齢、地域、経験年数などによって変わります。転職後に給料面で後悔しないためには、年収や月収、時給の最新相場を把握し、労働条件が良い求人を探すことが重要です。
本記事では、引っ越し業者の気になる給料事情を、雇用形態や年齢など、さまざまな条件で深掘りします。
「できるだけ給料が高い会社に就職したい」「給与面で失敗したくない」と考えている方は、ぜひ読み進めてみてください。
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【雇用形態別】引っ越し業者の給料・年収はどのくらい?

引っ越し業者の給料は、雇用形態によって差があります。ここでは、正社員とアルバイト・パートに分けて引っ越し業者の給料の目安を解説します。自分に合った転職先を選ぶ際の判断基準にしてください。
正社員|全国の平均年収は約395万円
厚生労働省の職業提供サイト「job tag」によると、令和6年度の引っ越し作業員(正社員)の全国平均年収は約395万円、平均月収は23.4万円です。
国税庁の「令和6年分民間給与実態統計調査」では、全産業の平均給与(男女計)は478万円となっています。全産業の平均と比べると、引っ越し業者の年収水準はやや低めです。
ただし、実際の給料は会社の規模や勤務地、経験年数、役職などによって異なるため、あくまで目安として捉えましょう。
アルバイト・パート|時給1,000円以上が相場
アルバイト・パートは、固定給ではなく、時給制や日給制で給与が支払われるケースが一般的です。
時給の相場は1,000円以上、日給では8時間勤務で8,000円〜1万円程度となっています。厚生労働省の公表データによると、短時間労働の引っ越し作業員の平均時給は1,258円です。
実際に大手引っ越し会社のアルバイト求人を見ると、時給1,000円前後の募集から1,300円程度と高時給の求人が多く見られます。
アルバイト・パートの収入も、正社員と同じく勤務地や会社の規模、勤務時間などによって差が出ます。求人を探す際は、希望する時給や日給を明確にした上で条件に合うかどうかを判断しましょう。
引っ越し業者の給料は年齢・地域など条件によって異なる
引っ越し業者の給料は、雇用形態だけで決まるわけではありません。前述の通り、年齢や性別、勤務地、経験年数といった条件によって収入に差があります。
ここでは「年齢別・男女別・地域別・経験年数別」に分けて、引っ越し業者の給料の傾向を整理します。引っ越し作業員として長くキャリアを積んでいきたい方は、参考にしてみてください。
【年齢別】引っ越し業者の給料
全日本トラック協会の「2024年度 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」によると、引っ越し業者の年齢別の給料は以下のとおりです。(※「荷扱手(荷物の積み下ろしや仕分け、保管などの一連の作業を担う人)」の給料の目安)
| 年齢 | 給料の目安(賞与含む) | |
|---|---|---|
| 男性 | 女性 | |
| 20歳未満 | 247,300円 | 258,600円 |
| 20歳~29歳 | 320,800円 | 269,500円 |
| 30歳~39歳 | 363,600円 | 271,300円 |
| 40歳~49歳 | 395,300円 | 276,000円 |
| 50歳~59歳 | 397,800円 | 264,600円 |
| 60歳~69歳 | 314,400円 | 212,300円 |
| 65歳以上 | 233,600円 | 113,200円 |
| 令和6年度平均 | 370,600円 | 264,600円 |
年齢別の給料を見ると、男女共に20代から40代にかけて収入が上がる傾向にあります。20代のうちに現場経験を積み、30代〜40代にかけて担当業務や責任の範囲が広がることで、段階的に給料が上がっていきます。
男性の場合、20代から30代にかけて給料が大きく伸び、40代から50代にかけて高い水準を維持している点が特徴です。
女性は20代で比較的高い水準にあるものの、30代から40代前半にかけては大きな変動が少なく、安定した推移が見られます。50代以降は、勤務日数の調整や短時間勤務を選ぶ人が増え、年収ベースでは下がりやすい点が特徴です。
【地域別】引っ越し業者の給料
引っ越し業者の給料は、勤務地によっても異なります。以下は、全国の主要都市の平均年収・月収をまとめたものです。
| 地域 | 給料の目安(賞与含む) | |
|---|---|---|
| 月収 | 年収 | |
| 北海道 | 19.8~23.9万円 | 378.9万円 |
| 宮城 | 20.3~23.4万円 | 378.1万円 |
| 東京都 | 23.5~28.5万円 | 434万円 |
| 大阪府 | 21.5~23.7万円 | 393万円 |
| 福岡県 | 21.2~25.2万円 | 412.7万円 |
| 沖縄県 | 19.1~24.1万円 | 320.8万円 |
参考:厚生労働省|職業提供サイトjob tag(引越し作業員)
上記のデータを見ると、都市部ほど給与水準が高くなる傾向が見られます。特に東京都は、引っ越し需要が多いことから月収・年収ともに他地域より高くなっています。大阪府や福岡県も比較的高い水準にあり、年収の相場は400万円前後です。
一方、北海道や宮城、沖縄は、月収の幅はあるものの、年収ベースでは東京や大阪よりも抑えめの水準です。都市部は給料が高い反面、住居費や日常生活にかかる支出が増えやすいため、手取り額や生活のしやすさを踏まえて勤務地を検討しましょう。
【経験年数別】引っ越し業者の給料
引っ越し業者の給料は、現場経験を積むほど上がる傾向にあります。経験年数に応じた給料の目安額は、以下の通りです。
| 経験年数 | 給料の目安(所定内給与額) |
|---|---|
| 0年 | 約22万円 |
| 1~4年 | 約23万円 |
| 5~9年 | 約26万円 |
| 10年~14年 | 約26万円 |
| 15年以上 | 約28万円 |
参考:厚生労働省|職業提供サイトjob tag(引越し作業員)
入社したばかりの頃は、荷物の運搬や養生などの基本的な業務が中心となるため、月収20万円前後にとどまります。経験年数を重ねるほど給料は上がり、全国平均では5年目で約25万円、15年以上で28万円程度の給与が目安です。
ただし、経験年数が長いからといって必ず給料が上がるわけではありません。管理職やリーダー職に昇進するか、現場中心の働き方を続けるかによって、収入の伸び方には大きな差が生じます。
面接時にはキャリアパスや昇給制度について確認し、将来的にどれくらいの収入アップが見込めるかを把握しておくと安心です。
引っ越し業者の給料を上げるための3つのポイント
引っ越し業者の給料を上げるには、会社選びのポイントを押さえ、キャリアの方向性をしっかり定める必要があります。
ここでは、給料アップを目指す上で押さえておきたい3つのポイントを紹介します。今後の働き方や転職を考える際の判断材料として、参考にしてください。
現場経験を積んでキャリアアップを目指す
現場経験を重ねた後、管理職などのマネジメント職に就くと収入アップが見込めます。
経験を重ねることで、家具の扱い方や養生技術などの専門的なスキルが身に付き、単価の高い現場を任されるようになります。現場での仕事への姿勢やスキルが評価されれば、リーダー業務や後輩指導、現場統括などを担当するケースも多いです。
管理職など現場をマネジメントする立場になれば、役職手当や評価額が給料に反映され、収入アップが期待できます。
給与水準が高い引っ越し会社に転職する
最初から高収入を狙いたい方は、給与水準が高い会社に転職するのも一つの選択肢です。
大手企業や引っ越し需要が高いエリアに拠点を持つ会社は、案件数が多く、基本給や各種手当が比較的高めに設定される傾向があります。
また、引っ越し業界は未経験者の採用に積極的な会社が多く、経験が浅くても条件の良い会社への転職が可能です。
求人情報を比較する際は、提示されている給与額だけで判断せず、手当の内容や昇給制度、評価方法まで確認しましょう。
独立して個人事業主として働く
個人事業主の引っ越し業者として開業し、収入の幅を広げる選択肢もあります。
独立のメリットは、受ける案件数や単価を自分で調整できる点です。給料に上限がないため、働き方次第では会社員時代より高い収入を目指せます。
ただし、個人で引っ越し業者を営むには、トラックの購入費や保険料、広告宣伝費などの初期費用が必要になります。独立後すぐに収入を得られるとは限らないため、まずは企業に就職し、運搬技術や仕事の流れを身に付けてから独立を検討しましょう。
【転職】給料面で後悔しないための引っ越し会社の選び方

引っ越し業者に転職する際、給料面で後悔しないためには、事前に会社選びのポイントを押さえておくことが大切です。
ここでは、転職前に確認しておきたい引っ越し会社の選び方を紹介します。
希望する年収の下限を決めておく
転職後に「思ったよりも給料が安い」と後悔しないためにも、希望する年収の下限をあらかじめ決めておきましょう。何となく「今よりも給料が高ければ良い」と考えると、入社後に生活が苦しくなったり、想定していた収入との差を感じたりする原因になるためです。
まずは、家賃や生活費、貯蓄などを踏まえ、最低限必要な年収はいくらかを整理しましょう。その上で、求人記載の給与額や月収例、各種手当の内容が条件を満たしているかを確認すると、給与面で後悔するリスクを抑えられます。
各種手当の充実度・賞与の有無を確認する
基本給だけでなく、各種手当の内容や賞与の有無まで確認しましょう。
引っ越し業界では、職務手当や家族手当、残業手当に加え、会社によっては住居手当や資格手当が支給される場合もあります。手当が充実している会社ほど月々の収入が安定しやすく、長く働き続けることが可能です。
また、賞与が支給されない場合、月収が高く見えても年収ベースでは伸びにくいケースがあります。求人で賞与の有無や支給実績を確認し、希望する収入条件と合っているかどうかを見極めましょう。
給与が高い求人は仕事内容をしっかりチェックする
給与が高い求人は魅力的に見えますが、その背景には長時間労働や過酷な業務量といったマイナス要素が隠れているケースも少なくありません。
長時間労働が続くと体力的な負担が大きくなり、継続して働くことが難しくなりがちです。月給や年収の数字だけを見るのではなく、残業時間の目安や一日の業務量、繁忙期の働き方まで確認しておきましょう。
仕事内容や業務量の多さは、求人上で判断するのが難しい項目です。そのため、社員インタビューや口コミサイトも参考にしながら、入社後の働き方のイメージを広げてみてください。
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「なるべく給料が高い会社に転職したい」「引っ越し作業員として長く安定して働き続けたい」
このような方は、ドライバー職専門の求人サイト「ドライブエックス」をご活用ください。ドライブエックスでは、希望年収や月収、日給を指定して検索できるため、ご自分の理想に合った引っ越し会社を見つけられます。
給料面だけでなく、労働条件も含めて納得できる転職先を見つけたい方は、ぜひ活用してみてください。
引っ越し業者の給料に関するよくある質問
引っ越し業者で年収1000万円を稼ぐにはどうしたら良いですか?
厚生労働省のデータによると、引っ越し作業員の平均年収は約395万円です。現場仕事を続けるだけでは1,000万円に到達しないと考えておきましょう。
ただし、現場責任者や管理職として複数のチームを統括したり、経営者など会社の中核を担ったりすると収入アップが期待できます。
年収1,000万円を目指すのであれば、できるだけ給与水準が高い会社に就職し、現場経験を積んだ後にキャリアアップを図るルートが現実的です。
女性が引っ越し業界で働くのは体力的に厳しいですか?
体力的な負担はありますが、女性も十分に活躍可能です。
引っ越し作業はチームで行うのが基本であり、重い家財は複数人で運ぶため、一人に大きな負担が集中するケースは多くありません。
ただし、体を使う仕事である以上、人によっては「きつい」「疲労感がある」と感じる場合があります。体力的な不安がある方は、会社の採用ホームページで女性の在籍率や活躍エピソードを確認しておきましょう。
まとめ|引っ越し業者の給料は選ぶ会社で大きく変わる
引っ越し業者の給料は、年齢や経験年数だけで決まるものではなく、どの会社を選ぶか、どのような働き方をするかによって大きく差が出ます。
現場経験を積んでキャリアアップを目指す方法や、給与水準の高い会社に転職する選択、独立して個人事業主になるなど、収入を伸ばすためのルートは複数あります。
希望する年収の下限をあらかじめ決めた上で、転職後も安定して働き続けられるかどうかを基準に求人を比較・検討しましょう。
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