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転職ノウハウ
2025.09.16

バス運転手の年収は平均461万円!年齢・地域別の金額や年収を上げる方法を解説

バス運転手の年収 メインビジュアル画像

バス運転手の年収水準は、転職を検討する上で最も気になる情報のひとつです。しかし、同じバス運転手でも勤務地・雇用形態・経験年数によって年収は異なるため、「平均値だけ」を見ていると実態とかい離するリスクがあります。

厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、バス運転手の平均年収は約461万円です。給与所得者全体の平均(478万円)と近い水準であり、社会インフラを担う職種として一定の収入水準が確保されています。

この記事では、バス運転手の年収を年齢・地域・雇用形態別に詳しく解説するとともに、年収を上げるための具体的な方法を紹介します

バス運転手の年収の実態を正しく把握し、ぜひ転職先の選択に活かしてください。

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バス運転手の年収は「461万円」で給与所得者の平均と同水準

バス運転手の年収は「461万円」で給与所得者の平均と同水準

バス運転手の平均年収461万円という数字が高いのか低いのかは、他の職種と比較することで位置づけがより明確になります

以下の表では、いくつかの職種との年収を比較しています。

職種平均年収
給与所得者の平均478万円
広告営業681万円
一般事務529.6万円
バス運転手461万円
工場作業員345万円
飲食チェーン店358.4万円

広告営業や事務職と比べると差はありますが、飲食・工場などの業種より高く、社会インフラを支える職種として決して低い水準ではないことがわかります。勤務先の種類や担当する路線・業務によっては、さらに収入を伸ばせる可能性があります。

参考:令和6年分 民間給与実態統計調査

参考:厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」

公営バス運転手は公務員で年収も安定

公営バスの運転手は地方公務員として雇用されるため、給与体系が地方自治体の規定に基づいており、昇給や賞与の支給制度が整っています。そのため、民間バス会社と比較して年収の安定性や福利厚生の充実度が高い傾向にあります。

ただし、公営バス運転手の求人は民間よりも数が少なく、応募者は地方公務員としての採用試験を通過する必要があります。応募のハードルはやや高めですが、安定を重視する方には魅力的な選択肢です。

また、公営バスでも契約社員として募集されるケースがあるため、自治体の採用情報や求人サイトをこまめに確認しましょう。

長距離の観光バス運転手は年収アップを狙いやすい

観光バス運転手は、遠方への送迎や団体旅行などを担当することが多く、宿泊手当や遠征手当が支給されるケースがあり、路線バス運転手より収入が増えやすい傾向にあります。

一方で、拘束時間が長く運行スケジュールが不規則になりやすいため、体力面の負担が大きくなる点には注意が必要です。長距離運転に慣れている方や体力に自信がある方には、収入面・やりがいの両面で適した働き方です。

バス運転手の年収計算例

令和6年賃金構造基本統計調査によると、バス運転手の平均年収は約461万円です。

具体的な計算例は以下のとおりです。

バス運転手の年収計算例

【月額給与】
33万500円 × 12カ月
= 396万6,000円(1)

【年間賞与】
64万5300円(2)

(1)+(2)= 461万1,300円

また、バス運転手の平均年収(約461万円)から、税金や社会保険料などを差し引いた手取り年収の目安は「約371万円」です。

バス運転手の手取り年収計算例

【主な条件】
年齢:30歳
居住地:東京都
扶養:なし
健康保険:協会けんぽ
雇用保険:加入
厚生年金:加入

【年収総額】約461万円
【所得税・住民税】約21万3,000円
【社会保険料】約68万円

461万円 -(21万3,000円+68万円)
371万7,000円

ただし、勤務体制や扶養の有無などによっても手取り額は変動します。

求人を見る際には、支給額だけでなく各種手当や福利厚生、賞与の有無も含めて総合的に判断しましょう。

公営バス運転手は公務員で年収も安定

公営バスの運転手は地方公務員として雇用されるため、年収の安定性や福利厚生の充実度が民間とは異なります。給与体系が地方自治体の規定に基づいており、昇給や賞与の支給制度が整っているのが特徴です

しかし、公営バス運転手の求人は民間よりも数が少ない上に、地方公務員としての採用試験を通過する必要があります。よって応募のハードルはやや高い傾向です。

また、公営バス運転手は契約社員として募集されるケースもあります。公営バス運転手を目指すなら、自治体の採用情報や求人サイトをこまめにチェックするのがおすすめです。

長距離の観光バス運転手は年収アップを狙いやすい

観光バス運転手は、遠方への送迎や団体旅行などを担当することが多く、長距離移動や宿泊を伴うのが一般的です。こうした業務には宿泊手当や遠征手当などが支給されることがあるため、路線バス運転手よりも収入が増える傾向にあります

ただし路線バスと比べると拘束時間が長く、運行スケジュールが不規則になりやすいため、体力的な負担が大きくなる点には注意が必要です。

観光バス運転手は、長距離運転に慣れている方や体力に自信がある方には向いている働き方といえます。

【条件別】バス運転手の年収比較

【条件別】バス運転手の年収比較

バス運転手の年収は、年齢・雇用形態・勤務地によって異なります。自身の状況と照らし合わせながら、年収の目安を確認してみましょう。

年齢・経験年数別の年収|50代がピーク

バス運転手の年収は、年齢・勤続年数とともに上がる傾向にあります。50代が最も高い水準にあるのは、長年の経験と勤続年数の積み重ねによるものと考えられます。年代別の平均年収は以下のとおりです。

年代平均年収
20代約371万円
30代約449万円
40代約499万円
50代約521万円
60代約372万円

平均年収は50代が最も高く、60代以降は減少傾向にあります。

また、経験年数別でみると、15年以上のベテランドライバーが最も高い月収水準にあります。経験年数別の月収目安は以下のとおりです。

経験年数月収の目安
5年未満約22.62万円
10~14年約25.65万円
15年以上約27.39万円

長く働き続けることが収入アップの基本的な道筋です。

参考:厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」|路線バス運転士

雇用形態別の年収|正規・非正規雇用を比較

正社員と非正規雇用では、年収に差があります。特に非正規雇用では賞与や昇給制度が設けられていないケースも多く、同じ業務内容でも年収水準に差が出ます。

雇用形態平均年収
正社員約370万円~520万円
契約社員・パート約300万円~420万円

ただし、非正規雇用でも実績や勤務態度によって正社員に登用されるケースがあります。「まずは経験を積みたい」「家庭の都合で短時間から始めたい」という場合は、非正規雇用からスタートして正社員を目指す方法も有効です。

地域別の年収|47都道府県の相場一覧

勤務地によっても年収は異なります。東京・神奈川・大阪などの都市部で高く、東北・北陸などの地方では低い傾向にあります。

以下に47都道府県の年収目安を示します。

都道府県平均年収都道府県平均年収
北海道388.3万円滋賀県432.1万円
青森県315.4万円京都府562.3万円
岩手県328万円大阪府537.9万円
宮城県353.2万円兵庫県540.9万円
秋田県277.8万円奈良県431.6万円
山形県322.4万円和歌山県359.9万円
福島県367.3万円鳥取県377万円
茨城県360.2万円島根県368.8万円
栃木県420.9円岡山県399.4万円
群馬県388.1万円広島県532.6万円
埼玉県480.7万円山口県489万円
千葉県371.5万円徳島県453万円
東京都561.2万円香川県435.7万円
神奈川県525.3万円愛媛県338.4万円
新潟県390万円高知県346.6万円
富山県417.2万円福岡県470.5万円
石川県356.7万円佐賀県419.4万円
福井県448.5万円長崎県362.7万円
山梨県480.5万円熊本県422.5万円
長野県384.2万円大分県320.1万円
岐阜県426.3万円宮崎県350.5万円
静岡県445.4万円鹿児島県383.5万円
愛知県397.4万円沖縄県334.2万円
三重県437.2万円  

年収が高い地域でも、家賃や物価などの生活コストが高いケースがあります。求人情報を見る際は、給与額だけでなく生活コストとのバランスも考慮して検討しましょう

参考:厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」|路線バス運転士

バス運転手の年収を左右する2つの要素

バス運転手の年収を左右する要素は、主に「残業・深夜・長距離運転による手当」と「昇給・賞与などの制度」の2つあります。

  • 残業・深夜・長距離運転による手当
  • 昇給・賞与などの制度

「できるだけ年収を上げたい」と考えている方は、給与額に加えて条件面もしっかりチェックしましょう。

残業・深夜・長距離運転による手当

バス運転手の勤務体制によっては、以下のような手当が加算されます。

手当の種類内容金額の目安
時間外手当所定労働時間を超えた勤務に支給通常賃金の25%増
深夜労働手当22時〜翌5時の勤務に対して支給通常賃金の25%増
長距離手当片道数百kmを超える運行に対して支給数百円〜数千円/回
宿泊手当宿泊を伴う運行に対して支給数千円/回

観光バスや夜行バスの運転手であれば、上記のような手当が豊富なので高収入を目指せます

ただし、こうした勤務には体力や集中力が求められます。自身の体調やライフスタイルと照らし合わせながら、無理のない働き方を検討してください。

昇給・賞与などの制度

昇給や賞与などの制度も、年収を大きく左右する要素のひとつです。しかし、バス会社ごとに昇給のタイミングや賞与実績が異なるため、注意する必要があります

バス会社ごとの制度を、以下の表にまとめました。

バス会社名昇給のタイミング賞与
京成バス年1回(4月)年2回(7月・12月)基本給の5カ月分相当
西鉄バス年1回(4月)年2回(7月・12月)基本給の6.5カ月分相当
京王バス年1回(業績による)年3回(3月・6月・12月)

※2025年6月現在の求人をもとに作成

制度が整っている会社を選べば、長く勤務する中で着実に収入を伸ばしていけます。とくに昇給制度は賞与額にも影響するため、年収における重要な要素のひとつです。

バス運転手の年収を上げる方法

バス運転手の年収を上げる方法

現状の年収に満足できない場合、取れるアクションは大きく4つあります。それぞれの方法について、具体的なポイントを確認しましょう。

資格取得

大型二種免許はバス運転手としての前提資格ですが、さらに上位の資格を取得することで昇給や手当アップにつながる可能性があります

資格名概要取得費用の目安
大型二種免許バス運転手として必須の免許約20万〜45万円(一般取得時)
運行管理者資格(旅客)運行管理業務を担える資格。管理職への道が開ける約6,000円〜1万円(受験費用)
観光英語検定訪日外国人対応の観光バスで評価されやすい約5,000円〜1万円(受験費用)
普通救命講習緊急時対応スキルの証明。一部企業で手当対象無料〜数千円(教材費用)

会社によっては資格取得費用を全額補助する制度を設けているため、求人票や面接時に確認しておきましょう。

勤続年数を重ねる

バス運転手は年功序列型の給与体系を採用している会社が多く、勤続年数が長くなるほど基本給が上がりやすい傾向にあります。

ただし、会社によって昇給の幅や上限年収の目安は異なります。入社前に「昇給実績」「定年前後の年収水準」を確認し、長く働くイメージができる職場を選ぶことが重要です。

転職・勤務先の選択

勤務先を変えることは、年収を改善できる有効な手段のひとつです。特に以下の条件を持つ企業は、年収水準が高い傾向にあります。

  • 公営バス(地方公務員としての安定した給与体系)
  • 大手民間バス会社(昇給・賞与制度が整備されている)
  • 首都圏・都市部の会社(地域手当や高い基本給が見込める)

転職時に求人票でチェックすべきポイントは以下のとおりです。

  • 手当の種類と金額(深夜・長距離・宿泊手当の有無)
  • 賞与の支給月数と支給実績
  • 昇給の頻度・昇給実績
  • 定年後の再雇用制度と再雇用後の給与水準

複数の求人を横断的に比較することで、条件の良い職場を見極めやすくなります。

副業・スキルアップ

本業の就業規則で副業が認められている場合、運転技術を活かした副業で収入を補う選択肢があります。代表的なものとして、フードデリバリーの配達員や運転代行ドライバーが挙げられます。空き時間を活用して月数万円の収入を得ているドライバーも少なくありません。

ただし、就業規則に副業禁止の規定が設けられている会社があるのも事実です。副業を始める前に、必ず自社の就業規則を確認してください。規則に違反した場合、雇用関係に影響が生じます。

バス運転手の年収ランキングトップ5

全国のバス会社の年収ランキングは以下のとおりです。

順位会社名年収の目安
1位阪急バス約560万円
2位国際興業バス約530万円
3位京浜急行バス約500万円
4位南海バス約480万円
5位西鉄バス約470万円

同じ業務内容でも、待遇は会社によって大きく異なります。そのため、複数の求人を比較して検討するのがおすすめです。

バス運転手で高年収を目指すならドライブエックスの求人をチェック!

バス運転業界は全産業と比べて平均年齢が高く、高齢化が進んでいます。そのため、若手・中堅層の採用ニーズが高まっており、今はバス運転手への転職チャンスが広がっています

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昇給実績や賞与条件など、年収に直結する情報も確認しながら、自分に合った職場を探してみましょう。

バス運転手の年収に関してよくある質問

運転手として1番稼げる職業は何ですか?

運転手として1番稼げる職業はトラック運転手で、年収は約491万円です。稼げる理由として、運転時間や拘束時間が長く、体力や集中力が必要になることがあげられます。

各運転手の年収は以下のとおりです。

業種年収の目安
トラック運転手約491万円
バス運転手約461万円
タクシー運転手約414万円

上記はあくまで目安の年収であり、会社の地域や福利厚生、勤務体制などによって年収は異なります。また、タクシー運転手は歩合制であることが多く、売上によって収入が大きく変動するのが一般的です。

バス運転手が「やめとけ」といわれる理由は?

バス運転手が「やめとけ」といわれる主な理由は以下の3つです。

 

  • 交通事故に遭うリスクがある
  • 拘束時間が長く体力が必要
  • 乗客からクレームを受けることがある

一方で、バス運転手は安定した職業のひとつであり、年収・福利厚生が整っている会社も多くあります。ドライバーからは次のような声も聞かれます。

 

  • 運転業務に集中できるため、職場の人間関係によるストレスが少ない
  • 安定した雇用形態・福利厚生が整っている会社も多い
  • 勤続年数に応じて着実に収入が上がりやすい

このようなデメリットはあるものの、バス運転手は安定した職業のひとつです。年収や福利厚生が整っている会社も多く、長く働きやすい環境が整っています。

また、運転に集中できる環境や人間関係のストレスが少ないことから、「自分に合っていた」という声が多いのも事実です。

バス運転手が「やめとけ」と言われる理由について詳しくは、以下の記事が参考になります。

 

バス運転手の年収は昔と比べて変わった?

平成26年の平均年収は約463万円で、現在(令和6年:461万円)とほぼ同水準です。

ただし、コロナ禍の時期は令和2年は約428万円、令和3年は約404万円と一時的に落ち込みました。その後は回復傾向が続き、令和6年には10年前の水準まで戻っています。

外部要因による変動はあるものの、中長期でみると年収水準は概ね安定しています。

参考:自動運転車の長時間労働改善に向けたポータルサイト|統計からみるバス運転者の仕事

バス運転手で年収1,000万円を稼げる?

年収1,000万円の達成は、現実的には厳しい水準です。バス運転手の全国平均は461万円であり、最も高い東京都でも平均561万円、50代のピーク時でも平均522万円程度です。

一部の会社では「勤続10年以上で年収600万円以上を目指せる」と訴求している求人も存在しますが、1,000万円台には届きません。

収入を最大化したい場合は、都市部の大手民間バス会社や公営バスへの転職、管理職へのキャリアアップなど、複合的なアプローチが有効です。

参考:厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」

まとめ|バス運転手の年収は条件面も含めて見極めよう

バス運転手の平均年収は約461万円で、給与所得者全体の平均に近い水準です。ただし、勤務地・年齢・雇用形態・手当の有無によって実際の年収は異なります

年収を上げるためには、資格取得・勤続年数の積み重ね・好条件の勤務先への転職が有効です。特に転職においては、手当の種類・賞与実績・昇給制度を複数の求人で比較検討することが、長期的な収入改善につながります。

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